マネックス証券で米国株を始めたいけれど、本当に使いやすい?
米国株投資に興味があり、証券会社を選んでいる段階で「マネックス証券は米国株に強いと聞くけど、手数料や取扱銘柄はどうなのか」「他社と比べてどんなメリットがあるのか」と疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、マネックス証券の米国株サービスについて、手数料体系、取扱銘柄数、取引ツール、NISA対応など、実際の利用者が知りたい情報を詳しく解説します。
この記事のポイント:
- マネックス証券は米国株取扱銘柄数5,000超と充実
- 取引手数料は約定代金の0.495%、上限22ドル
- 為替手数料無料キャンペーンを定期的に実施(期間限定)
- 銘柄スカウター米国株版で財務分析が可能
- NISA成長投資枠で米国株を非課税で取引できる
マネックス証券が米国株投資家に選ばれる理由
(1) 米国株取引に強い証券会社としての実績
マネックス証券は、日本の証券会社の中でも米国株取引サービスに力を入れている会社の一つです。取扱銘柄数は5,000超と豊富で、NYSE(ニューヨーク証券取引所)やNasdaq上場の主要銘柄だけでなく、ETFやADR(米国預託証券)も取引できます。
また、銘柄スカウター米国株版という独自の分析ツールを無料で提供しており、財務諸表や業績推移を日本語で確認できる点が評価されています。
(2) 初心者から上級者まで対応できる理由
初心者向けには、1株から購入できる仕組みや、毎月自動で米国株を購入できる「米国株定期買付サービス」があります。一方、上級者向けには、プレマーケット・アフターマーケット取引に対応した「トレードステーション」など、高度な取引ツールも用意されています。
幅広い投資家層に対応できるサービス設計が、マネックス証券の強みです。
マネックス証券の米国株サービス概要
(1) 取扱銘柄数5,000超の充実したラインナップ
マネックス証券では、NYSE・Nasdaq上場の主要銘柄5,000超を取扱っています。Apple、Microsoft、Amazon、Tesla、NVIDIAといった人気銘柄はもちろん、中小型株やETFも幅広くカバーしています。
取扱銘柄は公式サイトで検索でき、銘柄コード(ティッカーシンボル)や企業名で探すことができます。
(2) プレマーケット・アフターマーケット対応
米国株の通常取引時間は日本時間23:30〜6:00(サマータイム時は22:30〜5:00)ですが、マネックス証券では一部のツール(トレードステーション)を使うことで、プレマーケット(通常取引開始前)やアフターマーケット(通常取引終了後)の取引にも対応しています。
重要な決算発表の直後など、通常時間外に取引したい場合に便利です。
(3) 米国株定期買付サービス
「米国株定期買付サービス」を利用すると、毎月決まった日に自動で米国株を購入できます。積立投資を実践したい方に適したサービスで、NISAのつみたて投資枠と併用することも可能です(ただし米国株は成長投資枠)。
(4) NISA成長投資枠での取引対応
マネックス証券では、NISA口座の成長投資枠を使って米国株を購入できます。年間240万円までの投資が非課税となり、配当金や売却益が非課税で受け取れます。
ただし、米国で自動的に源泉徴収される10%の税金は避けられません。日本の税金(20.315%)が非課税になる点が大きなメリットです。
手数料体系と他社比較
(1) 取引手数料の詳細(約定代金の0.495%、上限22ドル)
マネックス証券の米国株取引手数料は、約定代金の0.495%(税込)です。最低手数料は0ドル、上限は22ドルです。
例えば、1,000ドル分の株を買う場合、手数料は1,000ドル×0.495% = 4.95ドルです。10,000ドル分なら49.5ドルですが、上限が22ドルのため実際の手数料は22ドルになります。
(2) 為替手数料とスプレッド
米国株を購入する際、日本円を米ドルに両替する必要があります。マネックス証券の為替手数料は、通常は片道25銭(1ドルあたり)です。
例えば、10万円をドル転する場合(為替レート150円/ドルと仮定):
- 為替手数料: 666.67ドル × 0.25円 = 約167円
売却時にドルから円に戻す際も、片道25銭の手数料がかかります。
(3) 為替手数料無料キャンペーンの活用
マネックス証券は定期的に、米国株買付時の為替手数料を0銭にするキャンペーンを実施しています。キャンペーン期間中に買付を行えば、為替手数料を節約できます。
公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認しましょう。
(4) SBI証券・楽天証券との手数料比較表
主要ネット証券の手数料を比較すると、以下のようになります:
証券会社 | 取引手数料 | 為替手数料(片道) |
---|---|---|
マネックス証券 | 約定代金の0.495%、上限22ドル | 通常25銭(キャンペーンで0銭の場合あり) |
SBI証券 | 約定代金の0.495%、上限22ドル | 住信SBIネット銀行経由で6銭 |
楽天証券 | 約定代金の0.495%、上限22ドル | 通常25銭 |
取引手数料は各社ほぼ同水準ですが、為替手数料はSBI証券が有利です(住信SBIネット銀行経由の場合)。ただし、マネックス証券のキャンペーン期間中は0銭になるため、タイミング次第では最も安くなります。
取扱銘柄と銘柄スカウターの活用法
(1) NYSE・Nasdaq上場銘柄の検索方法
マネックス証券の公式サイトでは、取扱銘柄を検索できます。ティッカーシンボル(例: AAPL、MSFT)や企業名で検索可能です。
また、業種別やテーマ別(AI関連、クリーンエネルギーなど)の銘柄リストも提供されており、初心者でも興味のある分野の銘柄を見つけやすくなっています。
(2) ETF・ADRの取扱状況
マネックス証券では、米国ETF(上場投資信託)やADR(米国預託証券)も取扱っています。ETFなら、VOO(S&P500連動)やQQQ(Nasdaq100連動)などの人気銘柄に投資できます。
ADRは、外国企業の株式を米国市場で取引できるようにした証券で、例えばアリババ(BABA)やサムスン電子などに投資する際に利用します。
(3) 銘柄スカウター米国株版の使い方
銘柄スカウター米国株版は、マネックス証券の口座開設者が無料で使える銘柄分析ツールです。財務諸表(売上高、利益、ROEなど)や業績推移を日本語で確認でき、複数銘柄の比較も簡単にできます。
初心者が米国株の財務分析を学ぶ際にも役立つツールです。
(4) 財務分析・スクリーニング機能
銘柄スカウターには、条件を指定して銘柄を絞り込むスクリーニング機能もあります。例えば、「PER 15倍以下」「配当利回り3%以上」といった条件で検索できます。
バリュー株や高配当株を探す際に便利です。
取引ツールとトレードステーションの特徴
(1) マネックストレーダーの基本機能
マネックストレーダーは、マネックス証券の標準取引ツールです。パソコン版とスマホアプリ版があり、リアルタイムの株価チェックや注文が可能です。
シンプルな画面構成で、初心者でも使いやすい設計になっています。
(2) トレードステーションの高度な分析ツール
トレードステーションは、上級者向けの高機能取引ツールです。プレマーケット・アフターマーケット取引に対応しているほか、高度なチャート分析やテクニカル指標の表示ができます。
アクティブトレーダーや短期売買を行う投資家に適しています。
(3) スマホアプリでの取引
マネックス証券のスマホアプリ「マネックストレーダー株式」では、米国株の取引も可能です。外出先でも株価をチェックし、注文を出せます。
アプリの使いやすさは各社で差がありますが、マネックス証券のアプリは評価が高いです。
(4) 外貨建MMFでの待機資金運用
米国株の売却代金をドルのまま保有しておきたい場合、外貨建MMF(外貨建てマネーマネジメントファンド)で運用できます。わずかながら利息がつくため、円転せずに次の投資機会を待つ際に便利です。
まとめ:マネックス証券で米国株を始めるメリット
マネックス証券は、米国株取引に力を入れている証券会社として、以下の点で優れています:
- 取扱銘柄数5,000超と充実したラインナップ
- 銘柄スカウター米国株版で日本語での財務分析が可能
- 為替手数料無料キャンペーンを定期的に実施
- NISA成長投資枠で非課税投資が可能
- トレードステーションなど上級者向けツールも提供
一方、為替手数料は通常時はSBI証券(住信SBIネット銀行経由)より高めです。ただし、キャンペーン期間中なら0銭になるため、タイミングを見計らって利用するのが賢い選択です。
次のアクション:
- マネックス証券の公式サイトで最新のキャンペーン情報を確認
- 口座開設を検討(NISA口座も同時開設可能)
- 銘柄スカウター米国株版で気になる銘柄を分析
- 少額(1株単位)から実際の取引を始めて操作に慣れる
マネックス証券の米国株サービスを活用し、長期的な資産形成を目指しましょう。投資判断は最終的に自己責任で行ってください。
※手数料・サービス内容は2025年10月時点の情報です。最新情報はマネックス証券の公式サイトをご確認ください。