SBI証券で米国株を始めたいけれど、手数料や取引方法がわからない
SBI証券は日本でトップクラスの米国株取扱銘柄数を誇り、取引手数料も無料化されています。しかし、「為替手数料はいくら?」「口座開設の手順は?」「円貨決済と外貨決済の違いは?」など、初めて利用する際の疑問は尽きません。
この記事では、SBI証券での米国株取引について、手数料体系、口座開設手順、取引ツール、他社との比較まで、実践的に解説します。
この記事のポイント:
- SBI証券は米国株約5,000銘柄以上を取扱、取引手数料は無料
- 為替手数料は片道25銭(住信SBIネット銀行経由で6銭に軽減)
- 新NISA成長投資枠で米国個別株・ETFを購入可能
- 取引時間は日本時間23:30-6:00(サマータイム時22:30-5:00)
- Hyper SBI 2と米国株アプリの2つの取引ツールを提供
SBI証券の米国株サービス概要
(1) 取扱銘柄数(約5,000銘柄以上)
SBI証券では、米国株約5,000銘柄以上を取り扱っています(2025年時点)。Apple、Microsoft、Amazon、Teslaなどの主要銘柄はもちろん、成長企業やETFも幅広くカバーしています。
(2) 取引時間(日本時間23:30-6:00)
米国株の取引時間は、日本時間で23:30-6:00(サマータイム期間は22:30-5:00)です。深夜の取引となるため、翌日の予約注文を活用するのが一般的です。
(3) NISA対応(成長投資枠で購入可能)
新NISA成長投資枠で米国個別株・ETFを購入でき、売却益・配当金(日本分)が非課税となります。ただし、米国での10%源泉徴収は避けられません。
SBI証券の米国株手数料体系
(1) 為替手数料(片道25銭、住信SBIネット銀行経由で6銭)
米国株投資には為替手数料がかかります。
為替手数料:
- 通常: 片道25銭(1ドルあたり)
- 住信SBIネット銀行経由: 片道6銭
例えば、10,000ドル(約150万円)を購入する場合:
- 通常: 2,500円の為替手数料
- 住信SBIネット銀行経由: 600円
住信SBIネット銀行を経由することで、大幅にコストを削減できます。
(2) 取引手数料(約定代金の0.495%、最低0ドル・上限22ドル)
2024年以降、SBI証券では米国株の取引手数料が無料化されています。以前は約定代金の0.495%(最低0ドル・上限22ドル)でしたが、現在は無料です。
(3) 円貨決済と外貨決済の違い
円貨決済:
- 日本円で取引、自動で為替変換
- 為替手数料が毎回かかる
- 初心者向け
外貨決済:
- 米ドルで直接取引
- 事前に為替変換しておけば、為替手数料を節約可能
- 中級者以上向け
口座開設の手順と必要書類
(1) 総合口座開設(最短翌営業日)
まず、SBI証券の総合口座を開設します。オンラインで申し込みでき、最短翌営業日に開設完了します。
(2) 外国株式取引口座の開設
総合口座開設後、外国株式取引口座を開設します。SBI証券のウェブサイトから申し込み、即日〜数日で開設されます。
(3) 必要書類(マイナンバー・本人確認書類)
必要書類:
- マイナンバーカード(または通知カード+本人確認書類)
- 運転免許証・パスポート等の本人確認書類
取引ツールと注文方法
(1) Hyper SBI 2(高機能取引ツール)
Hyper SBI 2は、PC向けの高機能取引ツールです。リアルタイム株価、チャート分析、複数銘柄の同時監視が可能です。
(2) SBI証券米国株アプリ(モバイル取引)
スマートフォン向けの米国株専用アプリです。外出先でもリアルタイムで株価を確認でき、注文も可能です。
(3) 注文方法(成行・指値・逆指値)
注文方法:
- 成行注文: 市場価格で即座に売買
- 指値注文: 指定価格で売買(価格を指定)
- 逆指値注文: 損切りや利確に活用(ストップロス注文)
他社比較(楽天証券・マネックス証券)
(1) 手数料比較(為替・取引手数料)
| 証券会社 | 為替手数料 | 取引手数料 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 片道25銭(住信SBI経由で6銭) | 無料 | 取扱銘柄数最多 |
| 楽天証券 | 片道25銭 | 無料 | 楽天ポイント還元 |
| マネックス証券 | 買付時無料 | 無料 | 為替コスト最安 |
(2) 取扱銘柄数の比較
- SBI証券: 約5,000銘柄以上
- 楽天証券: 約4,800銘柄
- マネックス証券: 約5,000銘柄以上
主要3社はほぼ同水準の取扱銘柄数です。
(3) 取引ツール・サポートの比較
SBI証券はHyper SBI 2と米国株アプリの2つのツールを提供。楽天証券はiSPEED、マネックス証券はTradeStationが人気です。使いやすさは個人の好みによります。
まとめ:SBI証券で米国株を始めるメリット
SBI証券は、米国株の取扱銘柄数が多く、取引手数料が無料で、新NISA対応という3つの大きなメリットがあります。
為替手数料は住信SBIネット銀行を経由することで大幅に削減でき、初心者から上級者まで幅広く対応しています。
次のアクション:
- SBI証券で総合口座を開設する
- 外国株式取引口座を開設する
- 住信SBIネット銀行口座を開設して為替手数料を削減
- 新NISA口座を開設して非課税枠を活用
- 米国株アプリをダウンロードして取引を開始
投資判断は自己責任で行い、SBI証券の米国株サービスを活用して資産形成を始めましょう。
