米国株S&P500チャート リアルタイム無料確認【2025】

公開日: 2025/10/19

S&P500リアルタイムチャートを日本から確認する意義

S&P500に連動するインデックスファンドやETFに投資している日本人投資家にとって、リアルタイムで市場動向を把握することは重要です。「今の市場は上がっているのか、下がっているのか」をタイムリーに知ることで、冷静な投資判断ができます。

この記事では、日本から無料でS&P500のリアルタイムチャートを確認する方法を詳しく解説します。

この記事のポイント:

  • S&P500リアルタイムチャートはYahoo Finance(ティッカー^GSPC)やTradingView(SPX)で無料確認可能
  • SBI証券・楽天証券・マネックス証券の口座保有者は各社ツールで日本語表示のチャートが見られる
  • 米国市場の取引時間は日本時間23:30-翌6:00(夏時間22:30-翌5:00)
  • リアルタイムチャートと15分遅延チャートの違いを理解する
  • スマホアプリでも確認可能(Yahoo Finance、TradingView、証券会社アプリ)

(1) S&P500とは:米国主要500社の時価総額加重平均

S&P500は、米国の主要500社の時価総額加重平均で算出される株価指数です。Apple、Microsoft、Amazon、NVIDIA等の大型株が多く含まれ、米国株式市場全体の約80%を占めます。

S&P500に連動するETF(VOO、IVV、SPY等)や投資信託(eMAXIS Slim米国株式S&P500等)に投資している場合、S&P500の動きが資産価値に直結します。

(2) 米国市場全体の動向把握

S&P500は米国株式市場全体の動向を示すため、個別銘柄ではなく「市場全体」のトレンドを把握できます。例えば、「今日は市場全体が上昇している」「テクノロジー株が下落している」といった情報が得られます。

(3) インデックス投資家にとっての重要性

インデックス投資家(S&P500に連動するETFや投資信託を保有)にとって、リアルタイムチャートの確認は以下の目的で役立ちます:

  • 市場全体のトレンド把握
  • 追加投資のタイミング検討(ドルコスト平均法の場合は気にしすぎない)
  • 資産価値の確認(ただし、短期的な変動に一喜一憂しないことが重要)

(4) 日本時間での確認:23:30-翌6:00

米国市場の取引時間は、日本時間で23:30-翌6:00(米国東部時間9:30-16:00)です。夏時間(3月第2日曜~11月第1日曜)は22:30-翌5:00になります。

リアルタイムチャートは、この時間帯で動きます。取引時間外は前日の終値が表示されます。

おすすめリアルタイムチャートサービス5選

(1) S&P Dow Jones Indices公式:最も正確

S&P Dow Jones Indices公式サイトhttps://www.spglobal.com/spdji/en/indices/equity/sp-500/)では、S&P500の公式データが確認できます。最も正確なデータですが、英語表示のみです。

(2) Yahoo Finance:シンプル・無料

Yahoo Financehttps://finance.yahoo.com/quote/^GSPC/)は、シンプルで使いやすいリアルタイムチャートです。ティッカーシンボル「^GSPC」でS&P500を検索できます。

特徴:

  • 無料でリアルタイムチャート表示
  • ローソク足・ラインチャート切替可能
  • 移動平均線・出来高表示
  • スマホアプリあり

(3) TradingView:高機能・カスタマイズ可

TradingViewhttps://www.tradingview.com/symbols/SPX/)は、高機能なチャート分析ツールです。ティッカーシンボル「SPX」でS&P500を検索できます。

特徴:

  • 無料版でも多機能(有料版はさらに高機能)
  • テクニカル指標(RSI、MACD、ボリンジャーバンド等)が豊富
  • チャートのカスタマイズが自由
  • コミュニティで他の投資家の分析が見られる

(4) Bloomberg:プロ向け(有料)

Bloomberghttps://www.bloomberg.com/quote/SPX:IND)は、機関投資家向けのプロフェッショナルツールです。無料版でも基本的なチャートは見られますが、詳細な機能は有料(Bloomberg Terminal)です。

(5) Investing.com:日本語対応・多機能

Investing.comは、日本語対応の金融情報サイトです。S&P500チャートも日本語で確認できます。テクニカル指標や経済指標カレンダーも充実しています。

日本の証券会社が提供するS&P500チャートツール

(1) SBI証券:日本時間表示対応

SBI証券の口座保有者は、SBI証券のマーケット情報ページで米国株指数チャートを確認できます。日本時間表示に対応しており、日本人投資家に使いやすいです。

(2) 楽天証券:マーケットスピードでの確認

楽天証券のマーケットスピード(無料の取引ツール)では、S&P500のリアルタイムチャートが確認できます。マーケットスピードは口座保有者なら無料で利用できます。

(3) マネックス証券:詳細なテクニカル分析

マネックス証券の取引ツールでは、S&P500チャートに加え、テクニカル指標(移動平均線、RSI等)も表示できます。

(4) 証券会社ツールの利点:ETF購入との連携

証券会社のツールを使う最大の利点は、チャート確認→ETF購入がシームレスにできることです。例えば、SBI証券でS&P500のチャートを確認し、そのまま米国株ETF(VOO、IVV、SPY)を購入できます。

無料サイトでのS&P500チャート確認方法

(1) Yahoo Finance:ティッカーシンボル「^GSPC」で検索

Yahoo Finance(https://finance.yahoo.com/)にアクセスし、検索欄に「^GSPC」と入力すると、S&P500のチャートが表示されます。

表示オプション:

  • 期間: 1日、5日、1ヶ月、6ヶ月、1年、5年、最大
  • チャートタイプ: ライン、ローソク足、エリア
  • テクニカル指標: 移動平均線(5日、20日、50日、200日)、出来高

(2) TradingView:「SPX」で検索

TradingView(https://www.tradingview.com/)にアクセスし、検索欄に「SPX」と入力すると、S&P500のチャートが表示されます。

無料版でできること:

  • ローソク足・ラインチャートの表示
  • 移動平均線、RSI、MACDなどの基本的なテクニカル指標
  • チャートの保存(アカウント登録が必要)

(3) 日本経済新聞:日本語解説付き

日本経済新聞のマーケット情報ページでは、S&P500チャートが日本語解説付きで確認できます。ただし、リアルタイム性ではYahoo FinanceやTradingViewに劣る場合があります。

(4) スマホアプリでの確認方法

スマホアプリでS&P500チャートを確認する方法:

  • Yahoo Financeアプリ(iOS・Android対応): 検索欄に「^GSPC」と入力
  • TradingViewアプリ(iOS・Android対応): 検索欄に「SPX」と入力
  • SBI証券アプリ・楽天証券アプリ: 各証券会社の口座保有者なら無料で利用可能

チャートを見る際の注意点:市場時間と為替表示

(1) 米国市場の取引時間:日本時間23:30-翌6:00(夏時間22:30-翌5:00)

米国市場の取引時間は、日本時間で23:30-翌6:00です。夏時間(3月第2日曜~11月第1日曜)は22:30-翌5:00です。

リアルタイムチャートは、この時間帯でのみ動きます。取引時間外は前日の終値が表示されます。

(2) リアルタイムと15分遅延の違い

無料チャートの中には、15分遅延で表示されるものがあります。リアルタイムチャートは遅延なしで表示されます。

サービス 遅延
Yahoo Finance リアルタイム(遅延なし)
TradingView リアルタイム(遅延なし)
一部の無料サイト 15分遅延

デイトレードをしない長期投資家にとっては、15分遅延でも大きな問題はありません。

(3) ドル建て表示と円建て表示

S&P500チャートは基本的にドル建てで表示されます。円建てで見たい場合は、為替レートを掛け算する必要があります。

一部の証券会社ツールでは、円換算表示に対応している場合もあります。

(4) プレマーケット・アフターマーケットの扱い

米国市場には、通常取引時間の前後にプレマーケット(日本時間17:00-23:30)とアフターマーケット(日本時間6:00-10:00)があります。

Yahoo FinanceやTradingViewでは、プレマーケット・アフターマーケットの値動きも確認できます(オプション設定が必要な場合あり)。

まとめ:S&P500チャートの賢い活用法

S&P500のリアルタイムチャートは、Yahoo Finance(ティッカー^GSPC)やTradingView(SPX)で無料確認できます。日本の証券会社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券)の口座保有者は、各社ツールで日本語表示のチャートも利用できます。

賢い活用法:

  • 長期投資家: 毎日チェックする必要はなし。月1回程度の確認で十分
  • ドルコスト平均法: 定期積立なら市場の上下を気にしすぎない
  • 追加投資のタイミング: 大幅下落時(10-20%以上)は追加投資のチャンス(ただし自己判断で)
  • スマホアプリ: 外出先でも確認できるが、短期的な変動に一喜一憂しない

次のアクション:

  • Yahoo FinanceまたはTradingViewでS&P500チャートを確認してみる
  • 証券会社の口座を開設し、チャート確認→ETF購入の流れを体験する
  • 米国市場の取引時間(日本時間23:30-翌6:00)を把握する
  • 長期投資を前提に、短期的な変動に惑わされない投資方針を立てる

リアルタイムチャートは便利なツールですが、短期的な値動きに振り回されないことが重要です。長期的な資産形成を目指しましょう。

※本記事は2025年10月時点の情報です。最新情報は各サービスの公式サイトで確認してください。

よくある質問

Q1S&P500のリアルタイムチャートは無料で見られますか?

A1はい、無料で見られます。Yahoo Finance(ティッカー^GSPC)やTradingView(SPX)で遅延なしのリアルタイムチャートが確認できます。SBI証券・楽天証券・マネックス証券の口座保有者は、各社の取引ツールでも日本語表示のチャートが無料で利用できます。

Q2米国市場の取引時間は日本時間で何時ですか?

A2日本時間23:30-翌6:00です(米国東部時間9:30-16:00)。夏時間(3月第2日曜~11月第1日曜)は22:30-翌5:00になります。リアルタイムチャートは、この時間帯でのみ動きます。取引時間外は前日の終値が表示されます。

Q3スマホでS&P500チャートは見られますか?

A3見られます。Yahoo FinanceアプリやTradingViewアプリで無料確認できます。SBI証券・楽天証券・マネックス証券の口座保有者は、各社のスマホアプリでも確認可能です。外出先でも市場動向をチェックできますが、短期的な変動に一喜一憂しないことが重要です。

Q4チャートは円建てで表示できますか?

A4基本的にはドル建て表示です。円建て表示には為替レートを掛け算する必要があります。一部の証券会社ツール(SBI証券・楽天証券等)では円換算表示に対応している場合もあるため、各社のツールで確認してください。

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