株探(かぶたん)で米国株情報を調べる理由
「米国株の情報を日本語で調べたいけれど、どのサイトが便利だろう?」と考えている投資家は多いのではないでしょうか。株探(かぶたん)は、日本の株式情報サイトとして広く利用されており、米国株の情報も提供しています。
この記事では、株探の米国株情報サービスの使い方、銘柄検索方法、財務指標の見方、他の情報サイトとの比較まで、詳しく解説します。
この記事のポイント:
- 株探は日本語で使える無料の株価情報サイト、米国株情報も提供
- 銘柄検索、株価チャート、企業情報、財務指標(PER・PBR・配当利回り)を確認可能
- 無料版は遅延あり(15-20分程度)、リアルタイム株価なら証券会社のツールが推奨
- Yahoo FinanceやTradingViewなど、海外サイトとの併用で情報収集が充実
- 主に日本株向けのサイトのため、米国株情報は限定的な場合がある
(1) 日本語で使える米国株情報サイト
株探は日本語でインターフェースが提供されているため、英語が苦手な投資家でも使いやすいのが特徴です。米国株の銘柄検索、株価チャート、企業概要、財務指標などの基本情報を日本語で確認できます。
ただし、株探は主に日本株の情報サイトとして発展してきたため、米国株情報の詳細度や更新頻度は、海外サイト(Yahoo FinanceやSEC EDGAR等)と比較すると限定的な場合があります。
(2) 無料で基本機能が使える
株探は無料で利用でき、銘柄検索、株価チャート、ニュースなどの基本機能が使えます。有料版(株探プレミアム)もありますが、初心者や情報収集の入り口としては無料版でも十分活用できます。
(出典: 株探(かぶたん)公式サイト)
株探(かぶたん)とは|サービス概要
株探の基本情報とサービス内容を確認しましょう。
(1) 株探の基本機能(銘柄検索・チャート・ニュース)
株探は、日本の株式情報サイトとして以下の機能を提供しています。
主な機能:
- 銘柄検索: 銘柄名やコードで株式を検索
- 株価チャート: 株価の推移をグラフで表示
- ニュース: 企業ニュース、市場ニュースを配信
- 財務情報: PER、PBR、配当利回りなどの指標
- ランキング: 値上がり率、出来高などのランキング
- スクリーニング: 条件で銘柄を絞り込み
(2) 無料版と有料版(株探プレミアム)の違い
株探には無料版と有料版(株探プレミアム)があります。
無料版の特徴:
- 基本的な銘柄情報を閲覧可能
- 株価は遅延表示(15-20分程度)
- スクリーニング機能は制限あり
有料版(株探プレミアム)の特徴:
- リアルタイム株価(日本株)
- 高機能スクリーニング
- 詳細な財務データ
- アナリストレポート
ただし、株探プレミアムは主に日本株向けの機能が充実しており、米国株専用の高機能ツールとしては、証券会社のツールや海外サイトの方が充実している場合があります。
(3) 米国株情報の提供範囲
株探は米国株の情報も提供していますが、主に以下の範囲です。
提供情報:
- 主要米国株の株価・チャート
- 企業概要
- 財務指標(PER、PBR、配当利回り等)
- 市場ニュース
提供が限定的な情報:
- 決算資料の詳細(10-K、10-Q等)
- リアルタイム株価(無料版は遅延あり)
- 詳細な財務分析
(出典: 株探「米国株特集」)
株探で米国株を調べる方法
株探で米国株の情報を調べる具体的な方法を解説します。
(1) 銘柄検索機能の使い方
株探で米国株を検索するには、以下の手順で行います。
検索方法:
- 株探のトップページにアクセス
- 検索バーに銘柄名またはティッカーシンボル(例: Apple、AAPL)を入力
- 候補リストから該当銘柄を選択
注意点:
- 米国株は日本株と異なり、ティッカーシンボル(例: AAPL)で検索するのが一般的
- 株探は主に日本株向けのため、米国株の検索機能は限定的な場合あり
(2) 株価チャートの見方
株探では、米国株の株価チャートを確認できます。
チャートの機能:
- 期間設定: 日足、週足、月足
- 移動平均線: 25日、75日、200日など
- 出来高表示: 取引量の推移
注意点:
- 無料版は株価が遅延表示(15-20分程度)
- リアルタイムのチャートが必要な場合は、証券会社のツールやTradingViewを利用
(3) 企業情報・財務指標(PER・PBR・配当利回り)の確認
株探では、米国株の基本的な財務指標を確認できます。
確認できる指標:
- PER(株価収益率): 株価 ÷ 1株あたり利益
- PBR(株価純資産倍率): 株価 ÷ 1株あたり純資産
- 配当利回り: 年間配当 ÷ 株価
- 時価総額: 発行済株式数 × 株価
指標の見方:
- PERが低い: 割安の可能性(業界平均と比較)
- PBRが1倍以下: 株価が純資産を下回る
- 配当利回りが高い: 配当収入重視の投資家向け
ただし、指標だけで投資判断をするのは危険です。企業の業績、成長性、業界動向などを総合的に判断する必要があります。
(4) ニュース・アナリスト情報の活用
株探では、米国株に関するニュースも配信されています。
ニュースの種類:
- 市場ニュース: 米国市場全体の動向
- 企業ニュース: 決算発表、新製品発表など
- アナリストレポート: 専門家の分析(有料版)
(出典: 株探「米国株特集」)
株探の米国株情報活用術
株探を効果的に活用する方法を紹介します。
(1) 銘柄スクリーニング(条件絞り込み)
株探では、条件を指定して銘柄を絞り込むスクリーニング機能があります。
スクリーニング条件の例:
- 配当利回り: 3%以上
- PER: 15倍以下
- 時価総額: 100億ドル以上
スクリーニング機能を使えば、自分の投資スタイルに合った銘柄を効率的に探せます。
(2) 注目銘柄・ランキングの確認
株探では、注目銘柄やランキングを確認できます。
ランキングの種類:
- 値上がり率ランキング: その日の値上がり率が高い銘柄
- 出来高ランキング: 取引量が多い銘柄
- 配当利回りランキング: 配当利回りが高い銘柄
ランキングを確認することで、市場で注目されている銘柄を把握できます。
(3) 決算情報のチェック
米国企業は四半期ごとに決算を発表します。株探でも決算情報が掲載されますが、詳細な決算資料(10-K、10-Q)はSEC EDGARで確認するのが確実です。
(出典: SEC EDGAR - Company Search)
他の米国株情報サイトとの比較
株探以外の米国株情報サイトと比較します。
(1) Yahoo Finance(リアルタイム性・詳細情報)
Yahoo Financeは、米国株情報の最も充実したサイトの一つです。
特徴:
- リアルタイム株価
- 詳細な財務データ
- 決算情報(Earnings)
- アナリストの目標株価
- ニュース・掲示板
メリット:
- 無料で利用可能
- 情報の詳細度が高い
- 更新頻度が高い
デメリット:
- 英語のインターフェース
(出典: Yahoo Finance)
(2) TradingView(高機能チャート)
TradingViewは、高機能なチャート分析ツールです。
特徴:
- 高機能チャート(テクニカル指標が豊富)
- リアルタイム株価
- カスタマイズ可能
- アラート機能
メリット:
- チャート分析に特化
- 無料版でも十分使える
- コミュニティ機能(他の投資家のアイデアを共有)
デメリット:
- 英語のインターフェース
- 高機能すぎて初心者には難しい場合あり
(3) SBI証券・楽天証券の情報ツール
日本の証券会社も米国株情報ツールを提供しています。
SBI証券:
- リアルタイム株価(口座保有者向け)
- 銘柄スクリーニング
- 四季報情報
楽天証券:
- iSPEEDアプリ(リアルタイム株価)
- MARKET SPEEDツール(高機能)
- 日本語でのサポート
(出典: SBI証券「米国株情報」、楽天証券「米国株情報」)
(4) 用途別の使い分け
用途別のおすすめサイト:
用途 | おすすめサイト |
---|---|
日本語で基本情報を確認 | 株探 |
リアルタイム株価・詳細情報 | Yahoo Finance |
高機能チャート分析 | TradingView |
証券口座と連携 | SBI証券・楽天証券 |
決算資料の確認 | SEC EDGAR |
複数のサイトを併用することで、より充実した情報収集が可能になります。
(出典: 日本証券業協会「株式投資の情報収集」)
まとめ:株探を活用した米国株投資
株探は日本語で使える無料の株価情報サイトとして、米国株の基本情報を確認するのに便利です。ただし、主に日本株向けのサイトのため、米国株情報は限定的な場合があります。
この記事のまとめ:
- 株探は日本語で使える無料の株価情報サイト、米国株情報も提供
- 銘柄検索、株価チャート、財務指標(PER・PBR・配当利回り)を確認可能
- 無料版は遅延あり、リアルタイムなら証券会社のツールが推奨
- Yahoo FinanceやTradingViewなど、海外サイトとの併用で情報収集が充実
- 複数の情報源を参照し、投資判断は自己責任で行う
次のアクション:
- 株探で気になる米国株を検索してみる
- Yahoo Financeで詳細情報を確認する
- TradingViewでチャート分析を試す
- 証券会社の情報ツールも活用する
投資判断は自己責任で行ってください。株探をはじめとする複数の情報サイトを活用して、賢い米国株投資を目指しましょう。