SBI証券米国株投資信託ランキング|人気比較【2025】

公開日: 2025/10/19

SBI証券で米国株投資信託を始めたいけれど、どのファンドが人気?

SBI証券で米国株に投資したいと考えているけれど、数百本もある投資信託の中から「どれを選べばいいの?」と迷ってしまう方は多いでしょう。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500、楽天・全米株式…どれも人気があると聞くけれど、違いがよく分からないという声もあります。

SBI証券には、人気ランキング(買付金額・積立設定件数)が公開されており、どのファンドが投資家に選ばれているかが一目で分かります。また、SBI証券独自のサービス(クレカ積立でのVポイント還元)もあり、効率的に資産形成ができます。

この記事では、SBI証券の米国株投資信託ランキング、上位ファンドの特徴、信託報酬の比較、NISA対応状況、選び方のポイントを詳しく解説します。

この記事のポイント:

  • SBI証券の米国株投資信託ランキングでは、eMAXIS Slim S&P500、SBI V S&P500、楽天VTIが上位
  • 上位ファンドは信託報酬0.09〜0.16%の低コストインデックスファンド
  • つみたてNISA対応ファンドが多く、年間120万円まで非課税で投資可能
  • クレカ積立(三井住友カード)でVポイント0.5〜5%還元

SBI証券の米国株投資信託ランキングとは

(1) 買付金額ランキング(人気度)

SBI証券では、月間の買付金額が多いファンド順にランキングが公開されています。

買付金額ランキングとは:

  • 投資家が実際に購入した金額の総額
  • 人気度・信頼度の指標
  • 月次で更新される

このランキングを見ることで、多くの投資家が選んでいるファンドが分かります。

(2) 積立設定件数ランキング

積立設定件数ランキングは、毎月自動積立を設定している投資家の数を示します。

積立設定件数ランキングの特徴:

  • 長期投資向けファンドが上位になりやすい
  • つみたてNISA対応ファンドが多い
  • 買付金額ランキングと似た順位になることが多い

積立設定件数が多いファンドは、長期的に信頼されている証拠と言えます。

(3) リターンランキング(運用成績)

リターンランキングは、過去の運用成績(1年・3年・5年リターン)が高いファンド順に並べたものです。

注意点:

  • 過去のリターンは将来の成果を保証しない
  • 市場環境により大きく変動する
  • インデックスファンドの場合、同じ指数に連動するファンドはリターンがほぼ同じ

リターンランキングは参考程度にとどめ、信託報酬や純資産総額など他の要素も総合的に判断することが重要です。

米国株投資信託ランキングTOP10【2025年版】

(1) eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

基本情報:

  • 運用会社: 三菱UFJアセットマネジメント
  • ベンチマーク: S&P500
  • 信託報酬: 0.09372%以内(年率)
  • 純資産総額: 約4兆円(2025年1月時点の例)
  • つみたてNISA: 対応

特徴: eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準の運用コストを目指す」をコンセプトとしており、信託報酬が非常に低いです。SBI証券での買付金額・積立設定件数ともにトップクラスの人気ファンドです。

(2) SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

基本情報:

  • 運用会社: SBIアセットマネジメント
  • ベンチマーク: S&P500
  • 信託報酬: 0.0938%程度(年率)
  • 純資産総額: 約1.5兆円(2025年1月時点の例)
  • つみたてNISA: 対応

特徴: SBI Vシリーズは、Vanguard S&P 500 ETF(VOO)に投資する形式で、低コストを実現しています。eMAXIS Slim S&P500と並ぶ人気商品です。

(3) 楽天・全米株式インデックス・ファンド

基本情報:

  • 運用会社: 楽天投信投資顧問
  • ベンチマーク: CRSP USトータル・マーケット・インデックス(全米株式)
  • 信託報酬: 0.162%程度(年率)
  • 純資産総額: 約1.5兆円(2025年1月時点の例)
  • つみたてNISA: 対応

特徴: 米国全体(約4,000銘柄)に分散投資できる点が特徴です。VTI(Vanguard Total Stock Market ETF)に投資する形式で運用されています。

(4) その他の人気ファンド

SBI・V・全米株式インデックス・ファンド:

  • ベンチマーク: CRSP USトータル・マーケット・インデックス(全米株式)
  • 信託報酬: 0.0938%程度
  • つみたてNISA: 対応

ニッセイ外国株式インデックスファンド:

  • ベンチマーク: MSCIコクサイ・インデックス(日本を除く先進国株式)
  • 信託報酬: 0.1023%程度
  • つみたてNISA: 対応

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):

  • ベンチマーク: MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(全世界株式)
  • 信託報酬: 0.05775%以内
  • つみたてNISA: 対応

※最新の信託報酬や純資産総額は、各運用会社の公式サイトでご確認ください。

ランキング上位ファンドの特徴分析

(1) インデックスファンドが上位独占

SBI証券の米国株投資信託ランキング上位は、ほぼすべてインデックスファンドです。

理由:

  • 信託報酬が低い(年0.09〜0.16%程度)
  • 市場平均並みのリターンが期待できる
  • 長期投資に適している

アクティブファンド(ファンドマネージャーが銘柄を選定)は、信託報酬が高く、市場平均を上回る保証がないため、上位には入りにくいです。

(2) 信託報酬の低さが人気の理由

信託報酬は、ファンドを保有している間、毎年かかるコストです。

主要ファンドの信託報酬(2025年1月時点):

  • eMAXIS Slim S&P500: 0.09372%以内
  • SBI V S&P500: 0.0938%程度
  • 楽天VTI: 0.162%程度

信託報酬が低いファンドほど、長期的なリターンが高くなる傾向があります。

例(30年間の運用で比較、元本100万円、年率リターン7%と仮定):

信託報酬 30年後の資産 差額
0.09% 約735万円 -
0.16% 約718万円 -17万円

信託報酬が0.07%違うだけでも、30年で約17万円の差が出ます。

(3) S&P500連動型が主流

ランキング上位のファンドは、S&P500(米国大型株500銘柄)に連動するものが多いです。

S&P500が人気の理由:

  • 米国を代表する大型株500銘柄に分散投資
  • 過去の長期リターンが安定している(年平均10%前後)
  • Apple、Microsoft、Amazon等の有力企業が含まれる

S&P500連動ファンドは、米国株投資の王道と言われています。

投資信託と個別株投資の違い

(1) 投資信託:分散投資・プロ運用・少額から可能

投資信託のメリット:

  • 100円から積立可能(少額投資)
  • 数百〜数千銘柄に分散投資できる
  • プロの運用に任せられる
  • 自動積立が簡単

投資信託のデメリット:

  • 信託報酬がかかる
  • 個別銘柄を選べない
  • リアルタイム売買ができない(1日1回の基準価額で売買)

(2) 個別株:銘柄選択の自由・高リターン狙い・リスク高め

個別株のメリット:

  • 自分で銘柄を選べる
  • 高リターンを狙える(銘柄次第)
  • 配当金を直接受け取れる

個別株のデメリット:

  • 銘柄選定が難しい
  • 分散投資に多額の資金が必要
  • リスクが高い(1銘柄に集中投資すると倒産リスクなど)

どちらを選ぶべきか:

  • 初心者・分散投資重視 → 投資信託
  • 銘柄選択を楽しみたい・高リターン狙い → 個別株

両方を組み合わせる方法もあります(例:投資信託8割、個別株2割)。

SBI証券で米国株投資信託を選ぶポイント

(1) 信託報酬(手数料)の低さ

信託報酬が低いファンドを選ぶのが基本です。

目安:

  • 年0.1%未満: 非常に低い(eMAXIS Slim S&P500、SBI V S&P500等)
  • 年0.1〜0.2%: 低い(楽天VTI等)
  • 年0.2%以上: やや高め

同じベンチマーク(S&P500等)に連動するファンドなら、信託報酬が低い方を選ぶのが合理的です。

(2) インデックス型 vs アクティブ型

インデックス型:

  • 市場指数に連動
  • 信託報酬が低い
  • 長期投資に適している

アクティブ型:

  • ファンドマネージャーが銘柄を選定
  • 信託報酬が高い(年1〜2%程度)
  • 市場平均を上回る保証はない

長期的には、インデックス型の方が有利な場合が多いとされています。

(3) つみたてNISA対象かどうか

つみたてNISA(2024年から新NISAのつみたて投資枠)対応ファンドを選べば、年間120万円まで非課税で投資できます。

つみたてNISA対象の主要ファンド:

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • SBI V S&P500
  • 楽天VTI
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

つみたてNISA対象ファンドは、金融庁が定める基準(低コスト、分散投資等)を満たした優良ファンドです。

(4) 純資産総額と運用実績

純資産総額: 純資産総額が大きいファンドは、運用の安定性が高いと言われています。

目安:

  • 1,000億円以上: 大型ファンド(安定運用)
  • 100億円未満: 小型ファンド(繰上償還リスクあり)

運用実績: 過去のリターン(1年・3年・5年)を確認しますが、過去の実績は将来の成果を保証しません。インデックスファンドの場合、同じ指数に連動するファンドはリターンがほぼ同じです。

(5) SBI証券独自サービス(クレカ積立・Vポイント)

SBI証券では、三井住友カードでクレカ積立をすると、Vポイントが還元されます。

Vポイント還元率:

  • 三井住友カード(一般カード): 0.5%
  • 三井住友カード ゴールド: 1.0%
  • 三井住友カード プラチナプリファード: 5.0%

月5万円のクレカ積立なら、年間で最大3万ポイント(プラチナプリファード利用時)貯まります。

まとめ:自分に合ったファンドを見つけよう

SBI証券の米国株投資信託ランキングでは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI・V・S&P500、楽天・全米株式インデックスなど、信託報酬0.09〜0.16%の低コストインデックスファンドが上位を占めています。

選び方のポイント:

  • 信託報酬が低い(年0.1%未満が目安)
  • つみたてNISA対応
  • 純資産総額が大きい(1,000億円以上)
  • S&P500連動型が主流

次のアクション:

  • SBI証券の口座を開設する(未開設の場合)
  • つみたてNISA口座を開設する
  • 信託報酬と純資産総額を確認する
  • クレカ積立を設定してVポイントを貯める
  • 毎月の積立額を決める(無理のない範囲で)

米国株投資信託は、長期的な資産形成に適した商品です。信託報酬が低く、純資産総額が大きいファンドを選び、コツコツと積立投資を続けましょう。

※2025年10月時点の情報です。最新のランキングや信託報酬は、SBI証券の公式サイトでご確認ください。投資判断は自己責任で行ってください。

よくある質問

Q1SBI証券で一番人気の米国株投資信託は?

A1eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が買付金額・積立設定件数ともにトップクラスです。信託報酬0.09372%以内の低コストで、S&P500(米国大型株500銘柄)に投資します。純資産総額約4兆円の大型ファンドで、つみたてNISA対応です。

Q2投資信託と個別株、どちらがいい?

A2初心者・分散投資重視なら投資信託がおすすめです。100円から積立可能で、数百〜数千銘柄に分散投資できます。個別株は銘柄選択の自由度が高く、高リターンを狙えますが、リスクも高いです。両方を組み合わせる方法もあります。

Q3米国株投資信託の手数料は?

A3購入時手数料は無料(ノーロード)が多いです。信託報酬は年0.09〜0.2%程度が目安です。eMAXIS Slim S&P500は0.09372%以内、SBI V S&P500は0.0938%程度で、業界最低水準です。

Q4つみたてNISAで米国株投資信託は買える?

A4買えます。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、SBI V S&P500、楽天VTIなど、多くが つみたてNISA対応です。2024年から新NISAが開始され、つみたて投資枠は年間120万円まで非課税で投資できます。

Q5SBI証券のクレカ積立でポイントは貯まる?

A5三井住友カードでクレカ積立をすると、Vポイントが0.5〜5%還元されます。一般カードは0.5%、ゴールドは1.0%、プラチナプリファードは5.0%です。月5万円積立なら、年間で最大3万ポイント貯まります。

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