米国株式市場の休場日を確認する理由
米国株投資をしていると、「今日は注文が通らない…なぜ?」と困った経験はありませんか?
米国株式市場には、日本とは異なる祝日があり、年間約9日間の休場日があります。休場日を事前に把握していないと、取引タイミングを逃したり、思わぬ値動きに巻き込まれたりする可能性があります。
この記事では、2025年の米国株式市場休場日カレンダー、確認方法、休場日が取引に与える影響について詳しく解説します。
この記事のポイント:
- 2025年の米国株式市場休場日は年間9日間(元日、独立記念日、感謝祭、クリスマス等)
- NYSE・NASDAQ公式サイトや証券会社カレンダーで確認可能
- 休場日でも注文は出せるが、約定は翌営業日になる
- 休場日前後は値動きが大きくなる傾向があり、注意が必要
(1) 取引できない日を事前に把握
米国株式市場は、米国の祝日に休場します。休場日を事前に把握しておくことで、以下のメリットがあります。
- 取引タイミングを逃さない
- 休場前後の値動きに備えられる
- 計画的な投資ができる
(2) この記事でわかること
この記事では、以下の内容を解説します。
- 2025年の米国株式市場休場日カレンダー
- 主な米国祝日の解説
- 休場日の確認方法
- 休場日が取引に与える影響
2025年の米国株式市場休場日カレンダー
2025年の米国株式市場(NYSE・NASDAQ)の休場日は、以下の通りです。
(1) 元日(New Year's Day)
日付: 2025年1月1日(水) 備考: 新年の祝日。米国市場は休場。
(2) マーティン・ルーサー・キング・ジュニア・デー
日付: 2025年1月20日(月) 備考: 公民権運動の指導者キング牧師を記念する祝日。1月第3月曜日。
(3) プレジデンツ・デー
日付: 2025年2月17日(月) 備考: 歴代大統領を記念する祝日。2月第3月曜日。
(4) グッドフライデー
日付: 2025年4月18日(金) 備考: イースター(復活祭)の前の金曜日。キリスト教の祝日。
(5) メモリアル・デー
日付: 2025年5月26日(月) 備考: 戦没者追悼の日。5月最終月曜日。
(6) 独立記念日(Independence Day)
日付: 2025年7月4日(金) 備考: 米国の独立記念日。最も重要な祝日の一つ。
(7) レイバー・デー
日付: 2025年9月1日(月) 備考: 労働者の日。9月第1月曜日。
(8) 感謝祭(Thanksgiving Day)
日付: 2025年11月27日(木) 備考: 感謝祭。11月第4木曜日。翌日(11月28日)は早期終了日(現地時間13:00終了)。
(9) クリスマス(Christmas Day)
日付: 2025年12月25日(木) 備考: クリスマス。
※上記は2025年時点の情報です。最新の休場日情報は、NYSE・NASDAQ公式サイトまたは証券会社のカレンダーで確認してください。
米国株式市場の主な祝日
米国の祝日と株式市場の休場日について、詳しく見ていきましょう。
(1) 連邦祝日と休場日
米国には連邦祝日(Federal Holidays)がありますが、すべての祝日で株式市場が休場になるわけではありません。
休場になる祝日:
- 元日(New Year's Day)
- キング牧師誕生日(Martin Luther King Jr. Day)
- プレジデンツ・デー(Presidents' Day)
- グッドフライデー(Good Friday)
- メモリアル・デー(Memorial Day)
- 独立記念日(Independence Day)
- レイバー・デー(Labor Day)
- 感謝祭(Thanksgiving Day)
- クリスマス(Christmas Day)
休場にならない祝日(例):
- コロンブス・デー(Columbus Day)
- ベテランズ・デー(Veterans Day)
これらの日は連邦祝日ですが、株式市場は通常通り取引されます。
(2) 短縮取引日(早期閉場)
感謝祭の翌日(ブラックフライデー)やクリスマスイブなどは、早期終了日(Early Close)となり、通常より早く取引が終了します。
- 通常の取引終了時間: 現地時間16:00(日本時間翌6:00または翌5:00)
- 早期終了時間: 現地時間13:00(日本時間翌3:00または翌2:00)
※サマータイム(3月〜11月)により日本時間は1時間ずれます。
休場日の確認方法
米国株式市場の休場日を確認する方法はいくつかあります。
(1) NYSE・NASDAQ公式サイト
NYSE(ニューヨーク証券取引所):
- 公式サイト: https://www.nyse.com/markets/hours-calendars
- 休場日カレンダー、取引時間を確認可能
NASDAQ:
- 公式サイト: https://www.nasdaq.com/market-activity/trading-hours
- 休場日、プレマーケット・アフターマーケットの時間も掲載
(2) 証券会社のカレンダー
日本の主要ネット証券は、米国株式市場の休場日カレンダーを提供しています。
SBI証券:
- 米国株休場日カレンダー、日本時間での表示
- 取引時間・注文受付時間も確認可能
楽天証券:
- 米国株式市場休場日カレンダー、年間スケジュール
- 日本の祝日との違いも分かりやすく表示
マネックス証券:
- 米国祝日と市場休場の解説
- 主要祝日(独立記念日、感謝祭等)の詳細情報
(3) Google検索
Google検索で「米国株 休場日 2025」と検索すると、最新の休場日カレンダーが表示されます。ただし、公式サイトまたは証券会社のカレンダーで確認することを推奨します。
休場日の取引への影響
休場日は、取引にどのような影響を与えるのでしょうか。
(1) 注文は翌営業日に繰り越し
休場日でも注文を出すことはできますが、約定(取引成立)は翌営業日になります。
例えば、金曜日が休場日の場合、金曜日に出した注文は月曜日に約定します。この間に株価が大きく変動すると、予想外の価格で約定する可能性があります。
(2) 休場前後の値動き
休場日の前後は、取引量が増減し、値動きが大きくなる傾向があります。
- 休場日前: ポジション調整の売買が増える
- 休場日明け: 休場中のニュースに反応して大きく動くことがある
特に、長期休暇(感謝祭、クリスマス等)の前後は、市場のボラティリティ(変動性)が高まる傾向があります。
(3) 長期休暇時の注意点
感謝祭(木曜)や独立記念日など、連休になる場合は以下に注意が必要です。
- 流動性が低下し、スプレッド(買値と売値の差)が広がる
- 休場中に発表された重要ニュースに反応して、休場明けに大きく動く可能性
- 短縮取引日(感謝祭翌日など)は取引時間が短い
まとめ:休場日カレンダーで取引計画を立てよう
米国株式市場の休場日は、年間約9日間あります。休場日を事前に把握することで、取引タイミングを逃さず、計画的な投資ができます。
次のアクション:
- 2025年の休場日カレンダーを確認
- 証券会社のカレンダーをブックマーク
- 休場日前後の値動きに注意
- 長期休暇前にポジション調整を検討
米国株投資では、休場日を把握することが重要です。NYSE・NASDAQ公式サイトや証券会社のカレンダーを定期的にチェックし、計画的な取引を心がけましょう。投資判断は自己責任で行い、不明点は専門家に相談してください。