Salesforce(NYSE: CRM)の株価情報と日本からの投資方法

著者: Single Stock編集部公開日: 2025/11/14

「NYSE: CRM」とは?Salesforceの株価情報を探している方へ

米国株に関心がある投資家の中には、「NYSE: CRM」という表記を目にして、どの企業の株価を指すのか疑問に思った方もいるのではないでしょうか。この表記は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している、ティッカーシンボルが「CRM」の企業を意味します。

この記事では、「NYSE: CRM」の意味と、該当企業であるSalesforce(セールスフォース)の基本情報、そして日本から投資する方法について解説します。

この記事のポイント:

  • 「NYSE: CRM」はニューヨーク証券取引所に上場するSalesforceを指す
  • CRMは「Customer Relationship Management」の略でもあり、企業の事業内容を反映
  • Salesforceは2020年からダウ平均株価指数の構成銘柄
  • 日本の主要証券会社(マネックス、SBI、楽天等)で1株から購入可能
  • 配当利回りは0.68%と低めで、成長株としての性格が強い

「NYSE: CRM」とは何を意味するのか

検索意図:ティッカーシンボル「CRM」の企業を探している

「nyse crm」と検索する方の多くは、Salesforceという企業名を聞いたことがあり、その株価情報を調べたいと考えていると推測されます。米国株では、企業名ではなくティッカーシンボルで検索することが一般的です。

結論:Salesforce(クラウドCRM大手)の株価情報を指す

「NYSE: CRM」は、Salesforce, Inc.という企業を指します。Salesforceは、クラウドベースの顧客関係管理(CRM)ソフトウェアを提供する世界最大級のSaaS企業です。

NYSE(ニューヨーク証券取引所)とティッカーシンボルの基礎知識

NYSEとは:世界最大の証券取引所

ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、1792年に設立された世界最大の証券取引所です。多くの米国大手企業が上場しており、投資家にとって信頼性の高い市場として知られています。

ティッカーシンボルとは:企業を識別するコード

ティッカーシンボルは、株式市場で銘柄を識別するための略号です。企業名が長い場合でも、ティッカーを使えば迅速に検索・取引できます。例えば、AppleはAAPL、MicrosoftはMSFTといった具合です。

「CRM」というシンボルの意味:Customer Relationship Management(顧客関係管理)の略でもある

Salesforceのティッカー「CRM」は、同社の主力事業である顧客関係管理(Customer Relationship Management)を反映しています。このため、企業名を知らなくても事業内容を推測しやすいシンボルと言えます。

Salesforce(NYSE: CRM)の企業概要と事業内容

Salesforceとは:クラウドベースのCRM/SaaSプラットフォーム提供企業

Salesforceは、1999年に設立されたクラウドコンピューティングのパイオニアです。企業向けにCRMソフトウェアをクラウド上で提供し、営業・マーケティング・カスタマーサービスの効率化を支援しています。

主要事業:Sales Cloud、Service Cloud、Marketing Cloud等

Salesforceの主要製品には、以下のようなものがあります。

  • Sales Cloud: 営業支援ツール
  • Service Cloud: カスタマーサービス管理
  • Marketing Cloud: マーケティング自動化
  • Commerce Cloud: Eコマースプラットフォーム

これらの製品はサブスクリプション(定額課金)モデルで提供されており、安定した収益基盤を構築しています。

2020年からダウ平均株価指数の構成銘柄

Salesforceは2020年にダウ平均株価指数の構成銘柄に採用されました。これは、米国を代表する企業として市場から高い信頼を得ていることを示しています。

OpenAIとのパートナーシップ拡大とAgentforceプラットフォーム

2025年10月には、OpenAIとのパートナーシップ拡大を発表し、AI機能の統合を強化しています。特に「Agentforce」プラットフォームを通じて、AIエージェントによる業務自動化を推進している点が注目されています。

CRM株の投資戦略と株価動向

株価情報:$244.30、時価総額$232.8B(2025年11月時点)

2025年11月時点で、CRM株の株価は約$244.30、時価総額は約$232.8Bとなっています(出典: Yahoo Finance)。大型株として安定した流動性があります。

52週レンジ:$226.48~$369.00(高値から約34%下落)

過去52週間の株価レンジは$226.48~$369.00です。現在の株価は52週レンジの下限付近にあり、高値から約34%下落しています。市場環境やAI競争の激化が影響していると考えられます。

配当利回り0.68%:成長株として評価(インカムゲインよりキャピタルゲイン狙い)

配当利回りは0.68%と低めです(出典: CNBC)。Salesforceは高配当銘柄というよりも、株価上昇によるキャピタルゲインを期待する成長株として評価されています。

アナリスト評価:40人が買い推奨、1人が売り推奨

アナリスト評価では、40人が買い推奨、1人が売り推奨となっており、総じて前向きな見方が多い状況です(出典: CNBC)。

日本からCRM株を購入する方法

米国株取引対応の証券会社(マネックス証券、フィリップ証券、SBI、楽天等)

日本からCRM株を購入するには、米国株取引に対応した証券会社で口座を開設する必要があります。主要な証券会社には以下があります。

  • マネックス証券: 米国株の取扱銘柄が豊富
  • SBI証券: 手数料が比較的安い
  • 楽天証券: 楽天ポイントが貯まる
  • フィリップ証券: 米国株に特化

最低投資額:1株から購入可能(約$244)

日本の主要証券会社では、1株から米国株を購入できます。CRM株の場合、約$244(1株あたり)から投資可能です。

為替リスクと配当課税(米国10%+日本20.315%)

米国株投資には為替リスクが伴います。円安時に購入すると、円高時に評価額が目減りする可能性があります。また、配当には米国と日本の両方で税金がかかりますが、外国税額控除の適用を受けられる場合があります。詳しくは税理士や国税庁のウェブサイトをご確認ください。

NISA対応状況

成長投資枠を利用すれば、米国株もNISAの対象となります。ただし、年間投資上限は240万円です。NISA口座での米国株取引に対応しているかは、証券会社ごとに確認が必要です。

まとめ:CRM投資のポイントと注意点

「NYSE: CRM」は、Salesforceという世界最大級のクラウドCRM企業を指します。ダウ平均株価指数の構成銘柄であり、AI分野での取り組みも積極的に進めています。

次のアクション:

  • Yahoo FinanceやCNBC等で最新の株価情報を確認する
  • 日本の証券会社で米国株口座を開設する
  • 為替リスク・配当課税を理解した上で投資判断を行う
  • NISA枠の活用を検討する

注意点:

  • 株価は52週高値から約34%下落中(2025年11月時点)
  • 配当利回りは0.68%と低め
  • AI競争激化によるボラティリティに注意
  • 為替リスク(米ドル建て取引)を忘れずに
  • 決算発表(2025年12月3日予定)前後の価格変動に留意

投資判断は必ず自己責任で行い、最新情報は公式IRや証券会社の情報を確認してください。

よくある質問

Q1「NYSE: CRM」とは何を意味しますか?

A1ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場している、ティッカーシンボルが「CRM」の企業、つまりSalesforceを指します。「CRM」はCustomer Relationship Managementの略でもあり、Salesforceの事業内容を反映しています。

Q2CRM株の配当利回りはどのくらいですか?

A22025年11月時点で約0.68%と低めです。Salesforceは成長株として評価されており、配当よりも株価上昇によるキャピタルゲインを期待する銘柄です。

Q3日本からCRM株を購入できる証券会社は?

A3マネックス証券、SBI証券、楽天証券、フィリップ証券等の米国株取引対応証券会社で購入可能です。1株から投資できます(約$244)。

Q4CRM投資のリスクは何ですか?

A4株価は52週高値から約34%下落中、AI競争激化によるボラティリティ、配当利回りが低い(0.68%)、為替リスク、決算発表前後の価格変動に注意が必要です。投資判断は必ず自己責任で行ってください。

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Single Stock編集部

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