しんきんS&P500インデックスファンドのチャートと評判・口コミ

著者: Single Stock編集部公開日: 2025/11/15

しんきんS&P500インデックスファンドのチャートを確認したいけれど、どう見ればいいかわからない

S&P500インデックスファンドは米国株投資の王道ですが、「しんきんS&P500インデックスファンド」を検討している投資家の多くが、チャート(過去の運用成績)や口コミ・評判の確認方法に悩んでいます。

この記事では、しんきんS&P500インデックスファンドの基本情報、チャートの見方、他のS&P500インデックスファンド(eMAXIS Slim、SBI・V・S&P500等)との比較、信用金庫で購入するメリット・デメリットを解説します。

この記事のポイント:

  • しんきんS&P500インデックスファンドはマザーファンド経由で米国ETFに投資し、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)への連動を目指す
  • チャートはYahoo!ファイナンス、日本経済新聞、みんかぶ等で無料確認可能
  • SBI・V・S&P500やeMAXIS Slimなど低コスト競争が激化(信託報酬0.1%以下)
  • 信用金庫は対面サポートがあるが、購入手数料や信託報酬がネット証券より高めの傾向
  • 実質コスト(隠れコスト含む)を比較することが重要

しんきんS&P500インデックスファンドとは(基本情報)

(1) ファンドコード59311214、しんきんアセットマネジメント投信が運用

しんきんS&P500インデックスファンドは、ファンドコード59311214で、しんきんアセットマネジメント投信が運用する投資信託です。

信用金庫で購入できるS&P500連動型ファンドとして、地域密着の金融機関を利用したい投資家に選ばれています。

(2) 投資対象:マザーファンド経由で米国ETFに投資

しんきんS&P500インデックスファンドは、マザーファンドを経由して米国ETF(上場投資信託)に投資します(出典: しんきんアセットマネジメント投信公式サイト)。

投資の流れ:

  1. 投資家がしんきんS&P500インデックスファンドを購入
  2. ファンドがマザーファンドに投資
  3. マザーファンドが米国ETF(S&P500連動)を購入

この仕組みにより、運用効率を高めています。

(3) ベンチマーク:S&P500指数(配当込み、円換算ベース)

ベンチマーク(目標とする指数)は、**S&P500指数(配当込み、円換算ベース)**です。

S&P500指数は、米国を代表する500社で構成される時価総額加重平均の株価指数です。アップル、マイクロソフト、アマゾンなど、世界的な大企業が含まれます。

(4) 為替ヘッジなし、NISA成長投資枠対象

為替ヘッジ: なし(円高リスクあり) NISA対象: 成長投資枠で購入可能

為替ヘッジがないため、円高が進むと為替差損が発生し、基準価額が下落するリスクがあります。逆に円安が進むと為替差益が発生します。

チャートの見方と確認方法

(1) Yahoo!ファイナンスでのチャート確認(日足・週足・月足・年足)

Yahoo!ファイナンスで、しんきんS&P500インデックスファンドのチャートを無料で確認できます。

確認方法:

  1. Yahoo!ファイナンスにアクセス
  2. 検索窓に「59311214」または「しんきんS&P500」と入力
  3. チャートタブをクリック
  4. 日足・週足・月足・年足で表示を切り替え

(出典: Yahoo!ファイナンス https://finance.yahoo.co.jp/quote/59311214/chart)

(2) 日本経済新聞でのチャート確認

日本経済新聞のウェブサイトでも、基準価額の推移を確認できます。日経のチャートは長期的なトレンドを把握しやすい特徴があります。

(3) みんかぶ等の金融情報サイトでの確認

みんかぶ、モーニングスター等の金融情報サイトでも、ファンドのチャートや分析レポートを閲覧できます。

(4) 基準価額の推移と市場動向の関連性

しんきんS&P500インデックスファンドの基準価額は、米国株式市場(S&P500指数)の動向と為替レートに連動します。

基準価額に影響する要因:

  • 米国株式市場の動向: S&P500が上昇すれば基準価額も上昇
  • 為替レート: 円安進行で基準価額上昇、円高進行で基準価額下落

チャートを確認する際は、米国株式市場のニュースと為替レートの動きも併せて確認しましょう。

他のS&P500インデックスファンドとの比較

(1) 主要低コストファンドの紹介(SBI・V・S&P500、eMAXIS Slim)

S&P500インデックスファンドには、低コスト競争が激化しており、以下の主要ファンドが人気です:

主要ファンド:

  • SBI・V・S&P500インデックスファンド: 最低コストとされる(SBI証券等で取扱)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500): 信託報酬0.0968%(主要ネット証券で取扱)
  • しんきんS&P500インデックスファンド: 信用金庫で取扱、対面サポートあり

(2) 信託報酬の比較(SBI・Vが最低コスト、eMAXIS Slim 0.0968%)

信託報酬の比較:

  • SBI・V・S&P500: 業界最低水準(約0.09%前後)
  • eMAXIS Slim: 0.0968%
  • しんきんS&P500: 信託報酬は公式サイトで確認(一般的に信用金庫ファンドは高めの傾向)

※信託報酬は変更される可能性があるため、最新情報は各ファンドの公式サイトでご確認ください。

(出典: 株探「S&P500とは?S&P500に連動する投資信託・ETFのおすすめファンドを厳選して5本紹介!」)

(3) 実質コスト(隠れコスト含む)の比較の重要性

信託報酬だけでなく、実質コストを比較することが重要です。

実質コストに含まれるもの:

  • 信託報酬(公表されている年間コスト)
  • 売買手数料(ファンドが株式を売買する際のコスト)
  • 監査費用、保管費用等

実質コストは、運用報告書で確認できます。低コストファンドを選ぶ際は、実質コストも含めて比較しましょう。

(出典: ダイヤモンドZAi「インデックスファンド『信託報酬』比較ランキング!」)

(4) 取扱金融機関の違い(ネット証券 vs 信用金庫)

ネット証券:

  • SBI証券、楽天証券、マネックス証券等
  • 低コストファンド(eMAXIS Slim、SBI・V等)の取扱が豊富
  • 購入手数料無料(ノーロード)が一般的

信用金庫:

  • 地域密着の金融機関
  • 対面での相談・サポートあり
  • 購入手数料や信託報酬が高めの傾向

自分の投資スタイル(対面サポートの必要性、コスト重視等)に合わせて選びましょう。

口コミ・評判の確認方法と注意点

(1) 金融情報サイト(Yahoo!ファイナンス、みんかぶ等)での口コミ確認

Yahoo!ファイナンスやみんかぶ等の金融情報サイトでは、ユーザーの口コミやレビューを閲覧できます。

確認できる情報:

  • 他の投資家の評価(星評価、コメント)
  • ファンドの運用実績に対する感想
  • コストやサービスに対する意見

(2) 客観的データ(運用実績、コスト)と主観的意見の区別

口コミを確認する際は、客観的データ主観的意見を区別しましょう。

客観的データ:

  • 基準価額の推移
  • 信託報酬、実質コスト
  • 純資産総額

主観的意見:

  • 「このファンドは良い/悪い」
  • 「儲かった/損した」

客観的データは誰にでも確認できる事実ですが、主観的意見は個人の投資環境や目的によって異なります。

(3) 口コミ情報の鵜呑みは禁物(個人の投資環境や目的による)

口コミ情報を鵜呑みにせず、自分の投資目的・リスク許容度・投資期間に合っているかを検討しましょう。

例えば、「短期で損した」という口コミがあっても、長期投資前提ならあまり参考にならない可能性があります。

信用金庫で購入するメリット・デメリット

(1) メリット:地域密着の相談窓口、対面サポート

メリット:

  • 地域密着の相談窓口: 信用金庫の店舗で対面相談ができる
  • 投資初心者向けサポート: 投資信託の仕組みや選び方を丁寧に説明してもらえる
  • 信頼感: 長年利用している地域金融機関で安心感がある

(2) デメリット:購入手数料最大3.3%、信託報酬最大2.42%と高めの傾向

デメリット:

  • 購入手数料が高め: 一般的に最大3.3%程度(ネット証券はノーロードが多い)
  • 信託報酬が高め: 一般的に最大2.42%程度(ネット証券の低コストファンドは0.1%以下)
  • 取扱ファンドが限定的: ネット証券に比べてファンドの選択肢が少ない

(出典: 京都信用金庫「投資信託:はじめてのお客様」)

(3) ネット証券の低コストファンドとの比較検討の必要性

コスト重視の投資家は、ネット証券で低コストファンド(eMAXIS Slim、SBI・V等)を購入する方が長期的にはリターンが大きくなる可能性があります。

例(購入手数料の違い):

  • 信用金庫: 100万円購入時、購入手数料3.3% = 33,000円
  • ネット証券: 100万円購入時、購入手数料0円(ノーロード)

コストとサービスを比較検討し、自分に合った金融機関を選びましょう。

まとめ:しんきんS&P500インデックスファンドを選ぶ際のチェックリスト

しんきんS&P500インデックスファンドは、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)への連動を目指すファンドです。信用金庫で対面サポートを受けながら購入できます。

選ぶ際のチェックリスト:

  • チャートを確認(Yahoo!ファイナンス、日経、みんかぶ等)
  • 信託報酬と実質コストを確認
  • 他のS&P500インデックスファンド(eMAXIS Slim、SBI・V等)と比較
  • 対面サポートの必要性を検討(必要ならば信用金庫、コスト重視ならネット証券)
  • 為替ヘッジなしのリスクを理解(円高時に為替差損)
  • NISA成長投資枠の活用を検討
  • 長期投資前提で、短期的な価格変動に一喜一憂しない

投資判断は自己責任で行い、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。

よくある質問

Q1しんきんS&P500インデックスファンドのチャートはどこで見られる?

A1Yahoo!ファイナンス(ファンドコード59311214)、日本経済新聞、みんかぶ等の金融情報サイトで無料閲覧可能です。日足・週足・月足・年足の表示切り替えにも対応しています。

Q2他のS&P500インデックスファンドとの違いは?

A2運用会社、手数料、取扱金融機関が異なります。SBI・V・S&P500やeMAXIS Slimはネット証券で低コスト(信託報酬0.1%以下)で購入できる一方、しんきんファンドは信用金庫で対面サポートがあるが手数料が高めの傾向です。

Q3信用金庫で投資信託を買うメリットは?

A3地域密着の相談窓口があり、対面でサポートを受けられます。ただし購入手数料や信託報酬がネット証券より高めなので、コストとサービスを比較検討すべきです。

Q4為替ヘッジはあり・なしどちらを選ぶべき?

A4円高リスクを避けたいならヘッジあり、為替差益も狙いたいならヘッジなしです。しんきんS&P500は為替ヘッジなしなので、円高局面で為替差損が発生するリスクがあります。

Q5NISAで購入できる?

A5しんきんS&P500インデックスファンドはNISA成長投資枠の対象です。配当・売却益が非課税になる税制メリットを享受できます。

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Single Stock編集部

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