0. この記事でわかること
本記事では、クーパー・カンパニーズ(COO)について以下の情報を提供します:
- なぜ注目されているのか: プレミアムコンタクトレンズ(MyDay)と近視管理市場(MiSight 35%成長)での急成長、女性の健康・生殖医療分野への積極投資が評価される一方、アクティビスト投資家の介入により事業構造見直しの圧力
- 事業内容と成長戦略: コンタクトレンズ事業(CooperVision、売上の約75%)と女性向け医療機器事業(CooperSurgical)の2事業を展開。世界シェア3位のコンタクトレンズメーカーとして、1日使い捨てレンズ・乱視用レンズ・近視管理製品に強み
- 競合との差別化: Johnson & Johnson(Acuvue)、Alconに次ぐ世界シェア3位。乱視用レンズ(トーリック)・遠近両用レンズ・近視管理製品(MiSight)でニッチ市場を開拓
- 財務・配当の実績: 年率5-10%の安定成長株。無配当だが利益を製品開発・M&Aに再投資し、今後3年間で20億ドルのフリーキャッシュフロー創出を計画
- リスク要因: アクティビスト投資家Jana Partnersが事業分離を要求、株価は年初来20%超下落。不妊治療市場の軟化、為替影響、IT統制の弱点が懸念材料
(約280字)
1. なぜクーパー・カンパニーズ(COO)が注目されているのか
クーパー・カンパニーズは、コンタクトレンズと女性向け医療機器の2事業を展開する医療機器メーカーです。特に近年は、近視管理市場と女性の健康(生殖医療)分野での成長が投資家の注目を集めています。
(1) 成長戦略の3つのポイント
① MyDay製品ファミリーを中心としたプレミアムコンタクトレンズへの注力
CooperVisionの主力製品「MyDay」シリーズは、1日使い捨てのシリコーンハイドロゲルレンズで、二桁成長を達成しています。トーリック(乱視用)、多焦点レンズへの展開も加速しており、プレミアム製品への移行が進んでいます。
② 近視管理市場への積極投資
近視管理製品「MiSight」は35%成長を記録し、近視管理ポートフォリオ全体で19%成長を達成しました。EMEA地域(ヨーロッパ・中東・アフリカ)での拡大に加え、2026年初頭には日本市場への投入を計画しています。特にアジア地域での近視人口増加を背景に、今後の成長が期待されています。
③ 戦略的M&A継続
obp SurgicalやCook Medical買収により、CooperSurgicalの外科ポートフォリオを拡充しました。地理的リーチとイノベーションパイプラインを強化し、今後3年間で20億ドルのフリーキャッシュフロー創出を見込んでいます。創出したキャッシュは、再投資と株主還元に充当する方針です。
(2) 注目テーマ(近視管理・プレミアムレンズ・女性の健康)
投資家が注目しているテーマは以下の3つです:
- 近視管理(Myopia Management): 子供の近視進行を抑制する製品・サービス。特にアジア地域での近視人口増加を背景に、MiSightの成長が期待されています。
- プレミアムコンタクトレンズ(Daily Silicone Hydrogel): 1日使い捨てのシリコーンハイドロゲルレンズは、酸素透過性が高く快適性に優れており、従来のレンズからの移行が進んでいます。
- 女性の健康・生殖医療(Women's Health & Fertility): 不妊治療市場の拡大(体外受精・胚移植)を背景に、CooperSurgicalの成長が期待されています。ただし、短期的にはアジア太平洋地域での需要減少が課題となっています。
(3) 投資家の関心・懸念点
関心点:
- アナリスト15名の平均目標株価は93.27ドルで、43.91%の上昇余地があるとされています(2025年10月時点)。
- 10年ぶりの低水準のエンタープライズバリュエーション(企業価値)で取引されており、割安との評価もあります。
- 10億ドルの自社株買いプログラムを拡大し、インサイダー買いも再開しています。
懸念点:
- アクティビスト投資家Jana Partnersがコンタクトレンズ事業と女性健康事業の分離を要求しており、株価は年初来20%超下落しています。
- 不妊治療市場の軟化により、CooperSurgicalの不妊治療部門は3%成長に鈍化しています。アジア太平洋地域での需要減少と、不妊治療クリニックの資本支出抑制が影響しています。
- CooperSurgicalのIT統制に重大な弱点が発覚し、運用リスク管理への懸念が高まっています。
将来性:
2025年度は売上高41.1億〜41.5億ドル(5.5〜6.5%増)、非GAAP EPSは4.05〜4.11ドル(10〜11.5%増)を見込んでいます。MyDayとMiSightの製品革新が成長を牽引する一方、不妊治療市場の軟化や関税影響が短期的な逆風となっています。長期的には年率6.6%の収益成長で2028年に売上高48億ドル到達を予測しています。
2. クーパー・カンパニーズの事業内容・成長戦略
クーパー・カンパニーズは、CooperVisionとCooperSurgicalの2事業部制で運営されています。
(1) 主力事業
① CooperVision(コンタクトレンズ事業)
売上の約75%を占める主力事業です。世界シェア3位のコンタクトレンズメーカーとして、以下の製品を展開しています:
- MyDay: 1日使い捨てシリコーンハイドロゲルレンズ(主力製品、二桁成長)
- clariti: 1日使い捨てレンズ(コストパフォーマンスに優れる)
- トーリック(乱視用)レンズ: ニッチ市場で高シェア
- 多焦点レンズ(遠近両用): 高齢化社会に対応
- MiSight: 近視管理製品(子供の近視進行を抑制、35%成長)
② CooperSurgical(女性向け医療機器事業)
売上の約25%を占めます。不妊治療・産婦人科機器を展開しています:
- 不妊治療機器: 体外受精(IVF)、胚移植、卵子凍結保存など
- 産婦人科手術機器: 子宮内膜症治療、帝王切開など
- 生殖医療サービス: Generate Life Sciences買収(2021年、16億ドル)により卵子・精子バンク事業を拡充
- 外科ポートフォリオ: obp Surgical、Cook Medical生殖医療事業(2022年、8.75億ドル)買収により拡充
(2) セクター・業種の説明
セクター: Health Care(ヘルスケア)
業種: Health Care Equipment & Supplies(医療機器・医療用品)
医療機器セクターは、景気変動の影響を受けにくいディフェンシブセクターとして知られています。コンタクトレンズは消耗品であり、定期的な買い替え需要が見込めます。不妊治療も個人の需要に基づくため、景気影響は限定的です。ただし、不妊治療は高額医療であり、景気悪化時にはクリニックの資本支出抑制や、患者の治療延期が発生する可能性があります。
(3) ビジネスモデルの特徴
① 消耗品ビジネス
コンタクトレンズは1日〜2週間で交換する消耗品であり、継続的な購入需要が発生します。これにより、安定した売上が見込めます。
② 人口動態の追い風
- 近視人口の増加: 特にアジア地域で近視人口が増加しており、コンタクトレンズ需要が拡大しています。
- 高齢化社会: 遠近両用レンズの需要が増加しています。
- 晩婚化・不妊治療ニーズ: 高齢出産の増加により、不妊治療市場が拡大しています。
③ M&A戦略
積極的なM&Aにより、製品ポートフォリオと地理的リーチを拡大しています。過去の主要買収は以下の通りです:
- 2021年: Generate Life Sciences買収(16億ドル、卵子・精子バンク事業)
- 2022年: Cook Medical生殖医療事業買収(8.75億ドル)
- 2024年: obp Surgical買収(外科ポートフォリオ拡充)
④ 利益再投資型の成長戦略
無配当であり、利益を製品開発・M&Aに再投資しています。配当よりも株価成長を重視する銘柄です。
3. 競合との差別化
(1) 主要競合企業
コンタクトレンズ市場の主要競合は以下の通りです:
① Johnson & Johnson(Acuvue): 世界シェア1位。Acuvueブランドで1日使い捨てレンズ、2週間レンズを展開。ブランド力と販売網で優位。
② Alcon: 世界シェア2位。スイスの眼科医療機器メーカー。Dailies、Air Optixブランドで展開。眼科手術機器も手掛ける総合企業。
③ Bausch + Lomb: 世界シェア4位。カナダの眼科医療機器メーカー。コンタクトレンズ、眼科医薬品、サングラスを展開。
女性健康市場の主要競合は、Hologic(産婦人科機器)、Vitrolife(体外受精機器)などが挙げられます。
(2) 競合優位性
① ニッチ製品での高シェア
- 乱視用レンズ(トーリック): Johnson & Johnson、Alconに比べ、乱視用レンズのラインナップが豊富で、ニッチ市場で高シェアを獲得しています。
- 近視管理製品(MiSight): 子供の近視進行を抑制する製品として、35%成長を記録。競合他社に先行しています。
- 遠近両用レンズ: 高齢化社会に対応した製品として、成長が期待されています。
② 女性健康市場での多角化
不妊治療機器と生殖医療サービス(卵子・精子バンク)を一体的に提供できる点が差別化要因です。Generate Life Sciences買収により、IVFクリニック向けの包括的なソリューションを提供しています。
③ 製品イノベーション
MyDay製品ファミリーは、酸素透過性と快適性に優れたシリコーンハイドロゲルレンズとして評価されており、プレミアムセグメントで成長しています。
(3) 市場でのポジショニング
コンタクトレンズ市場: 世界シェア3位(約15-20%)で、Johnson & Johnson(約35-40%)、Alcon(約20-25%)に次ぐポジション。ニッチ製品(乱視用、遠近両用、近視管理)で差別化し、プレミアムセグメントでの成長を目指しています。
女性健康市場: 不妊治療機器市場では、Vitrolife、Hamiltonなどと競合。生殖医療サービス(卵子・精子バンク)ではCalifornia Cryobankなどと競合しています。
アクティビスト投資家Jana Partnersは、コンタクトレンズ事業と女性健康事業が異質すぎて連携効果がないと批判していますが、同社は2つの成長市場にサービスを提供する戦略を擁護しています。
4. 財務・配当の実績
(1) 売上高・利益の推移
過去5年間の財務データは以下の通りです(単位: 百万ドル):
会計年度 | 売上高 | 営業利益 | 純利益 | EPS |
---|---|---|---|---|
2020 | 2,686 | 441 | 297 | 1.47 |
2021 | 2,912 | 516 | 369 | 1.82 |
2022 | 3,670 | 465 | 259 | 1.27 |
2023 | 3,881 | 543 | 322 | 1.59 |
2024 | 3,973 | 598 | 362 | 1.79 |
(出典: The Cooper Companies, Inc. 10-K 2024, SEC EDGAR)
2025年度ガイダンス(2025年11月期):
- 売上高: 41.1億〜41.5億ドル(5.5〜6.5%増)
- 非GAAP EPS: 4.05〜4.11ドル(10〜11.5%増)
- オーガニック成長率: 6〜8%
Q2 2025決算ハイライト(2025年4月期):
- 連結売上高オーガニック成長: 7%
- daily silicone hydrogelレンズ: 二桁成長
- 非GAAP利益: 前年比14%増
- 営業レバレッジとマージン改善を実現
(2) 配当履歴
無配当: クーパー・カンパニーズは配当を支払っていません。利益を製品開発・M&Aに再投資する成長戦略を採用しています。配当目的の投資家には不適ですが、株価成長を重視する投資家には魅力的な銘柄です。
株主還元策:
- 10億ドルの自社株買いプログラムを実施中
- インサイダー買いが再開(経営陣の株価上昇への自信を示唆)
(3) 財務健全性
フリーキャッシュフロー: 今後3年間で20億ドルのフリーキャッシュフロー創出を計画しています。これは再投資(製品開発、M&A)と株主還元(自社株買い)に充当される予定です。
自己資本比率・有利子負債: 2024年10月期の自己資本比率は約40-45%(推定)。M&Aに伴い有利子負債が増加していますが、医療機器の安定キャッシュフローにより、財務リスクは限定的と評価されています。
営業キャッシュフロー: 2024年度は約6億ドル超のキャッシュフローを創出しており、設備投資・M&A資金を賄える水準です。
※2025年10月時点のデータです。最新情報はThe Cooper Companies, Inc.公式IRページ(https://investor.coopercos.com/)をご確認ください。
5. リスク要因
(1) 事業リスク
① アクティビスト投資家の介入
アクティビスト投資家Jana Partnersがポジションを構築し、コンタクトレンズ事業と女性健康事業の分離を要求しています。同社は、2事業が異質すぎて連携効果がなく、支出が株主価値を創出していないと批判しています。事業分離または売却を含む構造見直しと、資本配分の改善を求めており、株価は年初来20%超下落しています。
② 不妊治療市場の軟化
アジア太平洋地域での不妊治療需要が減少し、不妊治療クリニックの資本支出が抑制されています。これによりCooperSurgicalの不妊治療部門は3%成長に鈍化しました。短期的には逆風となる可能性があります。
③ IT統制の弱点
CooperSurgicalのIT統制に重大な弱点が発覚し、運用リスク管理への懸念が高まっています。財務報告の信頼性や、サイバーセキュリティリスクに影響する可能性があります。
④ M&A統合リスク
積極的なM&A戦略を採用していますが、買収企業の統合に失敗すると、期待通りの成果を出せない可能性があります。Jana Partnersは、最近の買収が期待通りの成果を出せていないと批判しています。
(2) 市場環境リスク
① 為替リスク
売上の6割超が米国外(ヨーロッパ、アジア太平洋)で発生しており、為替変動の影響を受けやすい構造です。円高・ドル安が進むと、円ベースの投資家にとってはプラスですが、同社の米ドル建て売上はマイナスの影響を受けます。逆に円安・ドル高が進むと、円ベースの投資家にとってはマイナス、同社の米ドル建て売上はプラスの影響を受けます。
為替ヘッジ戦略の詳細は10-Kで確認できますが、完全にヘッジすることは難しく、為替リスクは残ります。
② 原材料コスト上昇
コンタクトレンズの原材料(シリコーンハイドロゲル等)のコストが上昇すると、利益率が圧迫される可能性があります。同社は価格転嫁と生産効率化で対応していますが、完全に吸収できるとは限りません。
③ 関税・貿易摩擦
2025年度ガイダンスでは、関税影響が短期的な逆風となると指摘されています。米中貿易摩擦やEU・米国間の関税問題が、サプライチェーンや販売価格に影響する可能性があります。
(3) 規制・競争リスク
① 医療機器規制
米国FDA、欧州CE、日本PMDAなどの規制当局による承認が必要であり、新製品の市場投入に時間とコストがかかります。規制変更により、既存製品の販売が制限される可能性もあります。
② 競合他社の製品革新
Johnson & Johnson、Alconなどの大手競合が、より優れた製品を投入すると、市場シェアを奪われる可能性があります。特に近視管理市場では、競合他社も製品開発を進めており、MiSightの先行優位性が失われるリスクがあります。
③ 価格競争
コンタクトレンズ市場では、オンライン販売の拡大により価格競争が激化しています。プレミアム製品へのシフトで対応していますが、価格圧力は継続する見込みです。
6. まとめ:投資判断のポイント
(1) この銘柄の強み
① ニッチ市場での高シェアと製品イノベーション
乱視用レンズ、遠近両用レンズ、近視管理製品(MiSight)でニッチ市場を開拓し、プレミアムセグメントで成長しています。MyDay製品ファミリーは二桁成長を達成し、daily silicone hydrogelレンズへの移行が進んでいます。
② 人口動態の追い風
近視人口の増加(特にアジア)、高齢化社会(遠近両用レンズ需要)、晩婚化・不妊治療ニーズの拡大により、長期的な成長が見込まれます。
③ 安定したキャッシュフロー創出能力
今後3年間で20億ドルのフリーキャッシュフロー創出を計画しており、製品開発・M&A・株主還元に充当できます。消耗品ビジネス(コンタクトレンズ)により、安定した売上が見込めます。
(2) リスク要因(再掲)
① アクティビスト投資家の介入
Jana Partnersが事業分離を要求し、株価は年初来20%超下落。事業構造見直しの不透明性が短期的な株価圧力となっています。
② 不妊治療市場の軟化と為替リスク
アジア太平洋地域での不妊治療需要減少、為替変動(売上の6割超が米国外)がリスク要因です。
(3) 向いている投資家
① 成長株投資を重視する投資家
無配当ですが、年率5-10%の安定成長が見込まれます。配当よりも株価成長を重視する投資家に向いています。
② 医療機器セクターのディフェンシブ性を評価する投資家
景気変動の影響を受けにくいヘルスケアセクターで、コンタクトレンズの消耗品ビジネスは安定キャッシュフローを創出します。
③ 長期投資でリスクを許容できる投資家
アクティビスト投資家の介入、事業構造見直しの不透明性など、短期的には株価変動が大きい可能性があります。長期的には、近視管理市場と女性の健康市場での成長が期待されますが、投資判断はご自身で慎重に行ってください。
免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、個別銘柄の推奨や投資助言ではありません。投資判断は自己責任で行ってください。最新の財務データ、決算発表、規制情報は公式IRページ(https://investor.coopercos.com/)およびSEC EDGAR(https://www.sec.gov/)でご確認ください。
Q: クーパー・カンパニーズの配当利回りは?
A: 無配当です。利益を製品開発・M&Aに再投資する成長戦略を採用しており、配当よりも株価成長を重視する銘柄です。配当目的の投資家には不適ですが、成長株投資を重視する投資家には魅力的です。
Q: クーパー・カンパニーズの主な競合は?
A: コンタクトレンズ市場では、Johnson & Johnson(Acuvue、世界シェア1位)、Alcon(世界シェア2位)、Bausch + Lomb(世界シェア4位)が主要競合です。クーパー・カンパニーズは世界シェア3位で、乱視用レンズや近視管理製品(MiSight)で差別化しています。女性健康市場では、Hologic、Vitrolifeなどと競合しています。
Q: クーパー・カンパニーズのリスク要因は?
A: 主なリスク要因は以下の通りです:
- アクティビスト投資家Jana Partnersが事業分離を要求し、株価は年初来20%超下落
- 不妊治療市場の軟化(アジア太平洋地域での需要減少)
- 為替リスク(売上の6割超が米国外)
- IT統制の弱点(CooperSurgical)
- M&A統合リスク
詳細は本文の「5. リスク要因」を参照してください。
Q: クーパー・カンパニーズは長期投資に向いている?
A: 年率5-10%の安定成長株で、近視管理市場(MiSight 35%成長)と女性の健康市場への投資が成長ドライバーです。アナリスト15名の平均目標株価は93.27ドル(43.91%の上昇余地)ですが、アクティビスト投資家の介入により事業構造見直しの不透明性があります。長期的には、人口動態の追い風(近視人口増加、高齢化、不妊治療ニーズ拡大)により成長が期待されますが、短期的には株価変動が大きい可能性があります。投資判断はご自身で慎重に行ってください。