S&P500

デューク・エナジー (DUK)

Duke Energy Corporation

0. この記事でわかること

本記事では、デューク・エナジー(DUK)について以下の情報を提供します:

  • なぜ注目されているのか: 870億ドルの資本投資計画、記録的な負荷成長(今後15年は過去15年の8倍)、2029年まで5-7%のEPS成長率見込み
  • 事業内容と成長戦略: 米国最大級の電力会社として完全規制事業化を完了し、16,000MWの再エネ容量追加とグリッド近代化で2050年ネットゼロを目指す
  • 競合との差別化: 870億ドル資本投資と記録的顧客増加(2023年に19.5万人)で米国最大級の電力会社としての地位を確立
  • 財務・配当の実績: 2024年調整後EPS 5.90ドル(6.1%増)、営業キャッシュフロー122.8億ドル、配当利回り約4%で2007年以来連続増配
  • リスク要因: DDMモデルで97.9%過大評価との試算、公正価値評価の分散(120-133ドル)、金利上昇、規制リスク、料金認可遅延

日本人投資家にとってデューク・エナジーは、配当利回り約4%と連続増配実績を持つディフェンシブ株として魅力的ですが、バリュエーション懸念と金利上昇リスクに注意が必要です。

1. なぜデューク・エナジー(DUK)が注目されているのか

(1) 成長戦略の3つのポイント

デューク・エナジーは2025年Q2決算で、5カ年資本投資計画を730億ドルから870億ドルに増額し、投資家の注目を集めています。この140億ドルの増額は以下の3つの戦略に配分されます:

  1. 5カ年870億ドルの資本投資計画(2025-2029年): 規制公益事業で最大級、年複利成長率5.5%を見込む
  2. 発電能力の大幅拡大: 2031年までに8GW以上の調整可能な電力を追加、2034年までに太陽光4,000MW・蓄電池5,600MWを展開
  3. 戦略的資産売却: 商業再エネ事業を売却して完全規制事業化、75億ドルの資金調達で15億ドルの株式発行を相殺

これらの戦略により、デューク・エナジーは2025年調整後EPS 6.17-6.42ドルを見込み、2029年まで調整後EPS成長率5-7%を延長する計画です(出典: Duke Energy Q2 2025 Investor Presentation)。

(2) 注目テーマ(記録的負荷成長・クリーンエネルギー・グリッド近代化)

デューク・エナジーが投資家から注目される背景には、以下の3つのトレンドキーワードがあります:

  • 記録的な負荷成長(2025-2026年1.5-2%、2027-2029年3-4%、今後15年は過去15年の8倍の成長): 2023年には19.5万人の新規顧客を獲得し、史上最大の顧客増加を記録しました。ノースカロライナ州やフロリダ州での人口拡大と電力需要増加により、2025-2026年の負荷成長率は1.5-2%、2027-2029年には3-4%に加速する見込みです(出典: Investing.com)。
  • クリーンエネルギー転換(2030年までに50%炭素削減、2050年ネットゼロ、16,000MWの再エネ追加): 2030年までに約16,000MWの再エネ容量を追加し、2050年にネットゼロを達成する計画です。2024-2028年の730億ドル資本計画では、グリッド近代化とクリーンエネルギーに重点投資しました(出典: Duke Energy Press Release)。
  • グリッド近代化(10年で1,450億ドル投資、信頼性向上と電力需要増に対応): 今後10年で1,450億ドルを投資し、送配電網の信頼性向上と電力需要増に対応します。これにより、レートベースを拡大し、安定した収益成長を実現します。

(3) 投資家の関心・懸念点

投資家はデューク・エナジーの配当利回り約4%と2007年以来の連続増配実績を高く評価しています。15名のアナリストのコンセンサスは「買い」で、平均目標株価は128.07ドル(4.2%上昇余地)です(出典: Investing.com)。一方で、以下の懸念点も存在します:

  • バリュエーション懸念: DDMモデルでは97.9%過大評価との試算があり、公正価値評価が120-133ドルで分散しています(出典: El Balad)
  • 規制リスク: 料金認可の遅延や承認額の減額が収益性に影響する可能性があります
  • PremierNotes無担保債務: PremierNotesは無担保債務でFDIC保護対象外であり、信用リスクに注意が必要です

しかし、デューク・エナジーは2025年Q1で純利益13.79億ドル(前年比21%増)を達成し、ガイダンスを上回る成長を示しています。

2. デューク・エナジーの事業内容・成長戦略

(1) 主力事業(米国最大級の電力会社、ノースカロライナ州等)

デューク・エナジーは米国最大規模の公益事業持株会社として、以下の3つの主力事業を展開しています:

  1. Electric Utilities & Infrastructure: ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、フロリダ州、インディアナ州、オハイオ州、ケンタッキー州で電力供給(約820万顧客)
  2. Gas Utilities & Infrastructure: ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、テネシー州、オハイオ州、ケンタッキー州で天然ガス供給(約170万顧客)
  3. Commercial Renewables(売却済み): 2023年に商業再エネ事業を売却し、完全規制事業化を完了しました

デューク・エナジーは規制事業であり、料金は州の規制当局が認可するため、価格競争がなく安定収益を確保しています。

(2) セクター・業種の説明(Electric Utilities)

デューク・エナジーはElectric Utilities(電力公益事業)セクターに属します。このセクターは電力供給を中心とする企業が該当し、以下の特徴があります:

  • 規制事業: 料金は州の規制当局が認可するため、価格競争がなく安定収益を確保できます
  • ディフェンシブ株: 景気後退時でも電力需要は減少しにくいため、株価変動が小さく、配当利回りが高い傾向があります
  • レートベース: 投資額(資産額)に基づいて料金を算定するため、設備投資を増やすほど収益が増加する仕組みです

デューク・エナジーは870億ドルの資本投資計画により、レートベースを拡大し、EPS成長率5-7%を維持する見込みです。

(3) ビジネスモデルの特徴(完全規制事業化、870億ドル資本計画)

デューク・エナジーのビジネスモデルは以下の2つの柱で構成されます:

  1. 完全規制事業化による安定収益: 2023年に商業再エネ事業を売却し、完全規制事業化を完了しました。これにより、収益の変動リスクを低減し、安定したキャッシュフローを確保しています。
  2. 870億ドル資本計画による成長: 2025-2029年の870億ドル資本計画では、グリッド近代化とクリーンエネルギーに重点投資します。2030年までに約16,000MWの再エネ容量を追加し、2050年にネットゼロを達成する計画です(出典: Duke Energy Press Release)。

これらの戦略により、デューク・エナジーは短期的な配当と中長期的な成長を両立させています。

3. 競合との差別化

(1) 主要競合企業(米国公益事業大手各社)

デューク・エナジーの主要競合企業は以下の3社です:

  1. Southern Company: ジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州で電力・ガスを供給。デューク・エナジーと同規模の公益事業大手です。
  2. Dominion Energy: バージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州で電力・ガスを供給。デューク・エナジーと地理的に重複しています。
  3. NextEra Energy: フロリダ州で電力を供給し、再エネ事業にも注力。米国最大の再エネ事業者です。

これらの競合企業はいずれも規制事業であり、価格競争は限定的です。デューク・エナジーは地域独占的な地位により、安定した顧客基盤を確保しています。

(2) 競合優位性(870億ドル資本投資、16,000MW再エネ追加、記録的顧客増加)

デューク・エナジーは以下の3つの点で競合優位性を確立しています:

  1. 870億ドル資本投資: 規制公益事業で最大級の資本投資計画により、レートベースを拡大し、EPS成長率5-7%を維持します。
  2. 16,000MW再エネ追加: 2030年までに約16,000MWの再エネ容量を追加し、2050年にネットゼロを達成する計画です。これにより、環境意識の高い投資家からも注目されています。
  3. 記録的顧客増加: 2023年には19.5万人の新規顧客を獲得し、史上最大の顧客増加を記録しました。ノースカロライナ州やフロリダ州での人口拡大により、今後も顧客増加が期待できます。

(3) 市場でのポジショニング(米国最大級の電力会社)

デューク・エナジーは米国最大級の電力会社として、以下の実績を誇ります:

  • 約820万の電力顧客と約170万のガス顧客を保有
  • ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、フロリダ州、インディアナ州、オハイオ州、ケンタッキー州で電力・ガスを供給
  • 2024-2028年の730億ドル資本計画は規制公益事業で最大級

これらの取り組みにより、デューク・エナジーは米国最大級の電力会社としての地位を確立しています。

4. 財務・配当の実績

(1) 売上高・利益の推移(Q1 2025は純利益21%増)

デューク・エナジーの財務実績は以下の通りです:

年度 調整後EPS 営業利益 成長率
2020 5.06ドル 95億ドル -
2021 5.24ドル 98億ドル 3.6%
2022 5.43ドル 101億ドル 3.6%
2023 5.56ドル 104億ドル 2.4%
2024 5.90ドル 110億ドル 6.1%
2025見通し 6.17-6.42ドル - 7.0%

(出典: Duke Energy 10-K 2024, SEC EDGAR)

2025年Q1では純利益13.79億ドル(前年比21%増)を達成し、ガイダンスを上回る成長を示しました。また、2024年の営業キャッシュフローは122.8億ドル(前年98.8億ドルから増加)と、財務健全性が向上しています(出典: Duke Energy Press Release)。

(2) 配当履歴(配当利回り約4%、2007年以来連続増配)

デューク・エナジーは2007年以来の連続増配実績を持ち、配当利回り約4%と高水準です:

年度 配当(ドル/株) 配当利回り 配当性向
2020 3.86 4.1% 76%
2021 3.93 4.0% 75%
2022 4.00 3.9% 74%
2023 4.07 4.0% 73%
2024 4.14 3.8% 70%

(出典: Duke Energy Investor Relations)

配当性向は70-76%とやや高めですが、規制事業の安定収益により今後も増配が期待できます。楽天証券トウシルでは「配当性向67%以上で安定配当銘柄として評価」されています(出典: 楽天証券トウシル)。

(3) 財務健全性(営業CF 122.8億ドル、EPS成長率5-7%)

デューク・エナジーの財務健全性については、以下の点に注目です:

  • 営業キャッシュフロー: 2024年は122.8億ドル(前年98.8億ドルから増加)と、営業CFが大幅に増加しました。これは規制事業の安定収益と料金認可の進展によるものです。
  • EPS成長率: 2029年まで調整後EPS成長率5-7%を見込んでおり、安定した成長が期待できます。
  • 自己資本比率: 約45%と公益事業としては標準的な水準です。

870億ドルの資本投資計画は、戦略的取引で75億ドルを調達し、15億ドルの株式発行を相殺することで、希薄化リスクを抑えています。

※2025年10月時点のデータです。最新情報はDuke Energy公式IRページをご確認ください。

5. リスク要因

(1) 事業リスク(DDMモデルで97.9%過大評価との試算、公正価値評価の分散)

デューク・エナジーの事業リスクとして、以下の3点が挙げられます:

  1. バリュエーション懸念: DDMモデルでは97.9%過大評価との試算があり、公正価値評価が分散しています。グリッド近代化で133ドル超との評価がある一方、資本ニーズと需要課題で120ドル未満との見方もあります(出典: El Balad)。
  2. 公正価値評価の分散: 15名のアナリストの平均目標株価は128.07ドルですが、評価が120-133ドルで分散しており、投資判断が難しい状況です。
  3. PremierNotes無担保債務: PremierNotesは無担保債務でFDIC保護対象外であり、信用リスクに注意が必要です(出典: El Balad)。

(2) 市場環境リスク(金利上昇、規制リスク、料金認可遅延)

デューク・エナジーは以下の市場環境リスクにさらされています:

  1. 金利上昇: 公益事業株は高配当が魅力ですが、金利上昇時には債券との相対的な魅力が低下し、株価が調整するリスクがあります。実際に、2022-2023年の金利上昇局面ではDUK株価は一時的に下落しました。
  2. 規制リスク: 料金認可の遅延や承認額の減額が発生した場合、収益計画が狂う可能性があります。州の規制当局の方針変更に注意が必要です。
  3. 料金認可遅延: 870億ドルの資本投資を回収するには、州の規制当局の料金認可が必要です。しかし、認可が遅延した場合、収益計画が後ろ倒しになる可能性があります。

(3) 規制・競争リスク(配当性向67%以上、気候変動対策コスト)

デューク・エナジーの規制・競争リスクとして、以下の2点が挙げられます:

  1. 配当性向67%以上: 配当性向は70-76%とやや高めであり、配当増額の余地が限定的です。規制事業の安定収益により今後も増配が期待できますが、配当性向の上昇リスクに注意が必要です。
  2. 気候変動対策コスト: 2030年までに約16,000MWの再エネ容量を追加し、2050年にネットゼロを達成する計画ですが、設備投資コストが想定を上回る可能性があります。今後10年で1,450億ドル投資する計画ですが、コスト超過のリスクがあります。

しかし、デューク・エナジーは2025年Q1で純利益13.79億ドル(前年比21%増)を達成し、懸念を払拭しています。

6. まとめ:投資判断のポイント

(1) この銘柄の強み(870億ドル資本計画、連続増配、記録的負荷成長)

デューク・エナジーの強みは以下の3点です:

  1. 870億ドル資本投資: 規制公益事業で最大級の資本投資計画により、レートベースを拡大し、EPS成長率5-7%を維持します。
  2. 連続増配: 2007年以来の連続増配実績があり、配当利回り約4%と高水準です。配当性向は70-76%とやや高めですが、規制事業の安定収益により今後も増配が期待できます。
  3. 記録的負荷成長: 2023年には19.5万人の新規顧客を獲得し、史上最大の顧客増加を記録しました。今後15年の負荷成長は過去15年の8倍と見込まれており、長期的な成長が期待できます。

(2) リスク要因(再掲:バリュエーション懸念・規制リスク・金利上昇)

一方で、以下の2つのリスク要因に注意が必要です:

  1. バリュエーション懸念: DDMモデルで97.9%過大評価との試算があり、公正価値評価が120-133ドルで分散しています。アナリストの平均目標株価は128.07ドルですが、評価が分かれている状況です。
  2. 規制リスクと金利上昇: 料金認可の遅延や金利上昇による株価調整リスクがあります。配当性向67%以上も配当増額の余地を限定する要因です。

(3) 向いている投資家(高配当狙いのリタイア層、ディフェンシブ株志向、長期保有)

デューク・エナジーは以下のような投資家に向いています:

  1. 高配当狙いのリタイア層: 配当利回り約4%と連続増配実績があり、年金補完として魅力的です。ただし、バリュエーション懸念と金利上昇リスクに注意が必要です。
  2. ディフェンシブ株志向: 規制事業で景気に左右されにくく、株価変動が小さいため、ポートフォリオの安定化に貢献します。
  3. 長期保有: 870億ドルの資本投資計画と記録的負荷成長により、中長期的なEPS成長が期待できます。短期的な株価変動に惑わされず、配当再投資で資産形成を目指す投資家に適しています。

免責事項: 本記事は情報提供を目的としており、特定の銘柄を推奨するものではありません。投資判断は必ずご自身の責任で行ってください。最新の財務データや市場動向は、Duke Energy公式IRページやSEC EDGARで確認してください。

Q: デューク・エナジーの配当利回りは?

A: 約4%です(2025年10月時点)。2024年の配当は4.14ドル/株で、配当利回りは3.8%でした。2007年以来の連続増配実績があり、配当性向は70-76%とやや高めですが、規制事業の安定収益により今後も増配が期待できます。楽天証券トウシルでは「配当性向67%以上で安定配当銘柄として評価」されています。

Q: デューク・エナジーの主な競合は?

A: 米国公益事業大手各社が主要競合です。具体的には、Southern Company(ジョージア州等)、Dominion Energy(バージニア州等)、NextEra Energy(フロリダ州等)などです。デューク・エナジーは870億ドルの資本投資と16,000MW再エネ追加で差別化し、米国最大級の電力会社としての地位を確立しています。規制事業であるため、価格競争は限定的で、地域独占的な地位により安定した顧客基盤を確保しています。

Q: デューク・エナジーのリスク要因は?

A: 主なリスク要因は以下の通りです:(1) バリュエーション懸念(DDMモデルで97.9%過大評価との試算、公正価値評価120-133ドルで分散)、(2) 金利上昇による株価調整リスク、(3) 規制リスク(料金認可の遅延や承認額の減額)、(4) 配当性向67%以上で配当増額の余地が限定的、(5) 気候変動対策コストの超過リスク。また、PremierNotesは無担保債務でFDIC保護対象外です。詳細はリスク要因セクションを参照してください。

Q: デューク・エナジーは長期投資に向いている?

A: 配当利回り約4%と2007年以来の連続増配実績から、高配当狙いの長期投資に向いています。規制事業で景気に左右されにくく、870億ドルの資本投資計画と記録的負荷成長により中長期的なEPS成長が期待できます。特に、リタイア層のポートフォリオに適したディフェンシブ株です。ただし、バリュエーション懸念(DDMモデルで97.9%過大評価)と金利上昇リスクに注意が必要です。投資判断はご自身で行ってください。

よくある質問

Q1デューク・エナジーの配当利回りは?

A1約4%です(2025年10月時点)。2024年の配当は4.14ドル/株で、配当利回りは3.8%でした。2007年以来の連続増配実績があり、配当性向は70-76%とやや高めですが、規制事業の安定収益により今後も増配が期待できます。楽天証券トウシルでは「配当性向67%以上で安定配当銘柄として評価」されています。

Q2デューク・エナジーの主な競合は?

A2米国公益事業大手各社が主要競合です。具体的には、Southern Company(ジョージア州等)、Dominion Energy(バージニア州等)、NextEra Energy(フロリダ州等)などです。デューク・エナジーは870億ドルの資本投資と16,000MW再エネ追加で差別化し、米国最大級の電力会社としての地位を確立しています。規制事業であるため、価格競争は限定的で、地域独占的な地位により安定した顧客基盤を確保しています。

Q3デューク・エナジーのリスク要因は?

A3主なリスク要因は以下の通りです:(1) バリュエーション懸念(DDMモデルで97.9%過大評価との試算、公正価値評価120-133ドルで分散)、(2) 金利上昇による株価調整リスク、(3) 規制リスク(料金認可の遅延や承認額の減額)、(4) 配当性向67%以上で配当増額の余地が限定的、(5) 気候変動対策コストの超過リスク。また、PremierNotesは無担保債務でFDIC保護対象外です。詳細はリスク要因セクションを参照してください。

Q4デューク・エナジーは長期投資に向いている?

A4配当利回り約4%と2007年以来の連続増配実績から、高配当狙いの長期投資に向いています。規制事業で景気に左右されにくく、870億ドルの資本投資計画と記録的負荷成長により中長期的なEPS成長が期待できます。特に、リタイア層のポートフォリオに適したディフェンシブ株です。ただし、バリュエーション懸念(DDMモデルで97.9%過大評価)と金利上昇リスクに注意が必要です。投資判断はご自身で行ってください。