0. この記事でわかること
本記事では、ペプシコ(PEP)について以下の情報を提供します:
- なぜ注目されているのか: 52年連続増配の配当王として、ディフェンシブな高配当株の代表格。スナック菓子Frito-Layと飲料Pepsiの2本柱ビジネスで安定収益を確保し、配当利回りは約3%前後です。
- 事業内容と成長戦略: ヘルシー製品ポートフォリオの3段階拡大、国際市場での成長加速(メキシコ・インド・ブラジルで2桁成長)、One North Americaイニシアチブによる生産性向上が成長の柱です。
- 競合との差別化: コカ・コーラやDr Pepperと競合しますが、Frito-Lay(スナック)とPepsi(飲料)の2本柱で差別化。スナック事業が高利益率で収益を支えています。
- 財務・配当の実績: 2024年Q3は調整後EPS 2.29ドル(予想2.27ドル)、売上239.4億ドル(予想238.5億ドル)。過去5年でEPS年率6.60%成長、配当性向は66%です。
- リスク要因: 北米事業の低迷(販売量4%減)、飲料ランキング4位への転落、関税・経済逆風による利益見通し下方修正、アクティビスト投資家Elliottによる改革要求などがあります。
1. なぜペプシコ(PEP)が注目されているのか
(1) 成長戦略の3つのポイント
ペプシコは、健康志向への転換と国際市場の拡大を軸に、3つの成長戦略を推進しています。
第一に、ヘルシー製品ポートフォリオの3段階拡大です。主力ブランドのリフレッシュ(Pepsi Zero Sugar味覚チャレンジなどマーケティング強化)、poppi買収のスケール化(プレバイオティクス炭酸飲料)、プロテイン・許容スナックの発売により、健康志向の消費者を取り込む戦略です。Sun Chipsは2025年に前年比一桁台後半成長で売上7億ドル超を目指しています。
第二に、国際市場での成長加速です。メキシコ・インド・ブラジルで2桁成長、中国・英国で一桁台後半成長を見込んでいます。2025年Q1で国際事業が5%有機的売上成長を達成し、16四半期連続で最低でも中間一桁台成長を維持しています。米国外での成長が、北米の低迷を補う重要な収益源です。
第三に、One North Americaイニシアチブです。製造最適化・流通統合・管理コスト削減による生産性向上を図り、今後数四半期で有機的売上成長4~6%の長期目標の下限達成を目指しています。北米事業の効率化により、利益率の改善を図る戦略です。
(2) 注目テーマ(pep+サステナビリティ・ヘルシー製品・国際市場拡大)
投資家が注目する3つのテーマがあります。
**pep+(PepsiCo Positive)**では、サステナビリティを中心とした戦略的変革プログラムです。コストリーダーシップとポートフォリオ多様化を競争優位の柱とし、市場浸透を主要成長戦略として市場シェア拡大を追求しています。環境・社会・ガバナンス(ESG)に配慮した経営により、投資家の関心を集めています。
ヘルシー製品では、炭酸飲料から健康志向製品への転換が進んでいます。炭酸売上比率は25%以下に低下し、代わりにプロテイン、食物繊維、全粒粉を強化した製品を拡充しています。消費者の健康志向が高まる中、ペプシコは製品ポートフォリオを刷新し、長期的な成長を図っています。
国際市場拡大では、海外売上比率は42.8%に達しています。メキシコ・インド・ブラジルでの2桁成長が期待されており、米国市場の成熟化を補う重要な成長エンジンです。
(3) 投資家の関心・懸念点
投資家の関心は、52年連続増配の配当王としての実績です。配当利回りは約3.12%、配当性向は66%で、安定配当を求める投資家に人気があります。アナリスト13人の平均目標株価は157.23ドル(現在から4.76%上昇)で、4人が「買い」、9人が「ホールド」、0人が「売り」です。EPS成長率11.5%/年、売上成長率3.2%/年の予想です。
一方で、懸念点もあります。北米事業の低迷と市場シェア喪失が深刻です。フリトレー北米(FLNA)で4%販売量減、飲料でDr Pepperに抜かれ4位に転落(2024年)しました。アクティビスト投資家Elliott(約60億ドル出資)が抜本的改革を要求しており、経営陣へのプレッシャーが高まっています。
また、2025年4月に通期利益予想を中間一桁台成長からほぼ横ばいに下方修正しました。関税・経済逆風が業績に影響を与えており、2025年Q2では純利益が60%減の12.6億ドルに落ち込みました。過去52週で株価は25.9%下落(S&P500は9.2%上昇)しており、市場の期待に応えられていません。
2. ペプシコの事業内容・成長戦略
(1) 主力事業(Frito-Lay・Pepsi飲料)
ペプシコは、スナック菓子と飲料の2本柱でビジネスを展開しています。主力事業は以下の3つです。
第一に、**Frito-Lay北米(FLNA)**です。Doritos、Cheetos、Lay's、Tostitos、Rufflesなどの人気スナック菓子を製造・販売しています。フリトレーは高利益率のビジネスであり、ペプシコの稼ぎ頭として炭酸部門の減益を補完しています。2024年Q1では販売量が4%減少しましたが、依然として収益の柱です。
第二に、**PepsiCo飲料北米(PBNA)**です。Pepsi、Mountain Dew、Gatorade、Tropicanaなどの飲料ブランドを展開しています。炭酸飲料の売上比率は25%以下に低下しており、代わりにスポーツドリンク(Gatorade)やジュース(Tropicana)などの非炭酸飲料を強化しています。
第三に、国際事業です。メキシコ・インド・ブラジルなどの新興国市場で成長を加速しています。海外売上比率は42.8%に達しており、米国市場の成熟化を補う重要な収益源です。
(2) セクター・業種の説明
ペプシコは「Consumer Staples(生活必需品)」セクターの「Beverages(飲料)」に分類されます。
Consumer Staplesは、景気の影響を受けにくいディフェンシブなセクターです。食品・飲料は生活に不可欠な商品であり、景気後退時にも需要が安定しています。このため、ペプシコは不況時にも株価が比較的安定しており、配当を重視する投資家に人気があります。
Beverages業界は、健康志向の高まりにより変革期にあります。炭酸飲料の需要が減少する一方で、ゼロシュガー、プロテイン、プレバイオティクスなどの機能性飲料が成長しています。ペプシコは、この変化に対応するため、製品ポートフォリオを刷新しています。
(3) ビジネスモデルの特徴
ペプシコのビジネスモデルは、スナック+飲料の2本柱とコストリーダーシップの2つの特徴があります。
スナック+飲料の2本柱では、Frito-Lay(スナック)とPepsi(飲料)が相互補完的に機能しています。スナック菓子は高利益率であり、安定した収益を生み出します。一方、飲料は成長性が高く、ブランド力を活かして市場シェアを拡大しています。この2本柱により、景気変動に強いビジネスモデルを構築しています。
コストリーダーシップでは、製造最適化・流通統合・管理コスト削減により、競合よりも低コストで製品を提供しています。One North Americaイニシアチブにより、さらなる生産性向上を図っています。
このビジネスモデルの弱点は、健康志向の高まりにより、炭酸飲料やスナック菓子の需要が減少していることです。ペプシコは、ヘルシー製品への転換を進めていますが、移行期には売上の減少が避けられません。
3. 競合との差別化
(1) 主要競合企業(コカ・コーラ・Dr Pepper・Sprite)
ペプシコの主要競合企業は、コカ・コーラ(KO)、Dr Pepper、Spriteなどの飲料メーカーです。
コカ・コーラは、世界最大の飲料メーカーであり、Coca-Cola、Sprite、Fantaなどのブランドを展開しています。ペプシコと同様に、ゼロシュガー製品やスポーツドリンクを強化していますが、コカ・コーラはスナック事業を持たず、飲料に特化しています。
Dr Pepperは、米国で急成長している飲料メーカーです。2024年には米国飲料ランキングでペプシコーラを抜き、3位に浮上しました。Dr Pepperは、独自のフレーバーと強力なマーケティングにより、若年層に人気があります。
Spriteも、コカ・コーラ傘下のブランドとして、ペプシコと競合しています。2024年にはペプシコーラを抜き、米国飲料ランキングで3位に浮上しました。
(2) 競合優位性(スナック+飲料の2本柱)
ペプシコの競合優位性は、スナック+飲料の2本柱とポートフォリオ多様化です。
コカ・コーラは飲料に特化していますが、ペプシコはFrito-Lay(スナック)を持っており、高利益率のスナック事業が収益を支えています。スナック菓子は、景気の影響を受けにくく、安定した収益を生み出します。この2本柱により、ペプシコはコカ・コーラよりも収益の安定性が高いと言われています。
また、ペプシコは製品ポートフォリオが多様化しており、炭酸飲料、スポーツドリンク、ジュース、スナック菓子など、幅広い製品を展開しています。これにより、消費者の嗜好変化に柔軟に対応できます。
一方で、飲料市場でのシェア喪失が課題です。2024年にはペプシコーラがDr Pepper、Spriteに抜かれ、4位に転落しました。飲料ブランドの競争力強化が今後の重要な課題です。
(3) 市場でのポジショニング
ペプシコは、飲料・スナック市場でディフェンシブな配当王としてポジショニングされています。
市場の特徴として、Consumer Staples(生活必需品)セクターは、景気後退時にも需要が安定しています。ペプシコは、52年連続増配の実績により、安定配当を求める投資家に人気があります。配当利回りは約3.12%で、S&P500の平均配当利回り(約1.5%)を大きく上回っています。
また、ペプシコはpep+(サステナビリティ戦略)により、環境・社会・ガバナンス(ESG)に配慮した経営を推進しています。これにより、ESG投資家の関心を集めています。
競合と比較すると、ペプシコはスナック事業を持つ点で差別化されていますが、飲料市場でのシェア喪失が課題です。アクティビスト投資家Elliottによる改革要求もあり、経営陣は北米事業の立て直しを急いでいます。
4. 財務・配当の実績
(1) 売上高・利益の推移
ペプシコの財務実績は、安定した成長を続けています。以下は過去5年間の売上高・利益の推移です(単位:億ドル、出典: PepsiCo Inc 10-K 2024, SEC EDGAR)。
年度 | 売上高 | GAAP EPS | 調整後 EPS |
---|---|---|---|
2020 | 約703 | 5.12 | 5.37 |
2021 | 約795 | 6.25 | 6.72 |
2022 | 約863 | 6.79 | 7.24 |
2023 | 約915 | 7.43 | 7.62 |
2024 | 約942(推定) | 7.55 | 7.80 |
※2025年10月時点のデータです。最新情報はPepsiCo Investor Relations公式IRページをご確認ください。
2024年Q3は売上239.4億ドル(予想238.5億ドル)、調整後EPS 2.29ドル(予想2.27ドル)と予想を上回りました。北米飲料売上は2%増(ペプシブランド販売量・売上ともに増加)でしたが、北米食品販売量は4%減でした。
しかし、2025年Q2では純利益が60%減の12.6億ドルに落ち込みました。関税・経済逆風が業績に影響を与え、2025年4月には通期利益予想を中間一桁台成長からほぼ横ばいに下方修正しました。
過去5年でEPS年率6.60%成長、過去10年で5.20%成長と堅調ですが、短期的には減速懸念があります。
(2) 配当履歴
ペプシコは52年連続増配の配当王で、安定配当を求める投資家に人気があります。配当利回りは約3.12%、配当性向は66%です(2025年10月時点)。
過去5年間の配当推移は以下の通りです:
- 2020年: 年間4.02ドル
- 2021年: 年間4.25ドル
- 2022年: 年間4.53ドル
- 2023年: 年間4.87ドル
- 2024年: 年間5.24ドル(推定)
過去5年間で年率約6%の配当成長を実現しており、今後も安定した増配が期待されています。配当性向は66%と適正水準であり、利益成長に伴い配当も増加する見込みです。
ペプシコの配当政策は、利益の一定割合を配当に充てる方針です。52年連続増配の実績は、経営陣が配当を重視していることを示しています。
(3) 財務健全性
ペプシコの財務健全性は良好です。
資本効率では、ROE(自己資本利益率)は52.1%予想(3年後)で、資本効率は高く評価されています。ROIC(投下資本利益率)中央値は11.63%で、WACC(加重平均資本コスト)中央値5.07%を大幅に上回っています(過去5年)。これは、ペプシコが効率的に資本を活用していることを示しています。
キャッシュフローでは、安定したキャッシュフローを生み出しており、配当支払いや設備投資に十分な余裕があります。
有利子負債では、Consumer Staples企業は一般的に負債比率が低い傾向にあり、ペプシコも財務健全性を維持しています。
一方で、2025年Q2の純利益60%減により、短期的には収益性の悪化が懸念されます。経営陣は、One North Americaイニシアチブにより生産性向上を図り、利益率の改善を目指しています。
5. リスク要因
(1) 事業リスク(北米事業低迷・市場シェア喪失)
ペプシコの最大のリスクは、北米事業の低迷と市場シェア喪失です。フリトレー北米(FLNA)で4%販売量減、飲料でDr Pepperに抜かれ4位に転落(2024年)しました。
北米市場は、ペプシコの最大の収益源ですが、消費者の健康志向が高まる中、炭酸飲料やスナック菓子の需要が減少しています。ペプシコは、ヘルシー製品への転換を進めていますが、移行期には売上の減少が避けられません。
また、飲料市場では、Dr PepperやSpriteなどの競合がシェアを拡大しており、ペプシコーラは2024年に4位に転落しました。ブランド力の低下が懸念されており、マーケティング強化が急務です。
アクティビスト投資家Elliottによる改革要求も圧力となっています。Elliottは約60億ドルを出資し、北米事業の抜本的改革を要求しています。経営陣は、改革を進めない場合、株主からの批判が高まる可能性があります。
(2) 市場環境リスク(関税・経済逆風・利益見通し下方修正)
関税・経済逆風は、ペプシコの業績に大きな影響を与えています。2025年4月に通期利益予想を中間一桁台成長からほぼ横ばいに下方修正しました。米国の通商政策の不透明性により、関税負担が増加し、利益率が圧迫されています。
利益見通し下方修正では、2025年Q2で純利益が60%減の12.6億ドルに落ち込みました。天候不良、電力価格低下、関税負担などが重なり、収益性が大幅に悪化しました。
為替リスクでは、ペプシコは海外売上比率が42.8%に達しており、為替変動の影響を受けやすいです。米ドル高になると、海外収益の米ドル換算額が減少し、業績が圧迫されます。日本人投資家にとっても、円高・円安の影響を受けるため、為替リスクを考慮する必要があります。
(3) 規制・競争リスク(健康志向トレンド・飲料ランキング転落)
健康志向トレンドは、ペプシコの最大のリスクです。炭酸飲料やスナック菓子は、肥満や糖尿病のリスクを高めるとされ、消費者の健康志向が高まる中、需要が減少しています。規制当局も、糖分の多い飲料に課税する動きを強めており、炭酸飲料の販売が制限される可能性があります。
ペプシコは、ヘルシー製品への転換を進めていますが、移行期には売上の減少が避けられません。また、健康志向製品の競争も激化しており、新規参入企業との競合が激しくなっています。
飲料ランキング転落では、2024年にペプシコーラがDr Pepper、Spriteに抜かれ、4位に転落しました。ブランド力の低下が懸念されており、マーケティング強化が急務です。若年層への訴求力が弱まっており、ブランド刷新が必要です。
6. まとめ:投資判断のポイント
(1) この銘柄の強み
ペプシコの強みは以下の3点です。
第一に、52年連続増配の配当王です。配当利回りは約3.12%、配当性向は66%で、安定配当を求める投資家に魅力的です。過去5年間で年率約6%の配当成長を実現しており、今後も安定した増配が期待されています。
第二に、スナック+飲料の2本柱です。Frito-Lay(スナック)が高利益率で収益を支え、Pepsi(飲料)が成長性を提供します。コカ・コーラは飲料に特化していますが、ペプシコはスナック事業を持つ点で差別化されています。
第三に、国際市場での成長です。メキシコ・インド・ブラジルで2桁成長を実現しており、海外売上比率は42.8%に達しています。米国市場の成熟化を補う重要な成長エンジンです。
(2) リスク要因(再掲・要約)
リスク要因は以下の2点です。
第一に、北米事業の低迷と市場シェア喪失です。フリトレー北米で4%販売量減、飲料でDr Pepperに抜かれ4位に転落しました。アクティビスト投資家Elliottによる改革要求もあり、経営陣へのプレッシャーが高まっています。
第二に、関税・経済逆風による利益見通し下方修正です。2025年4月に通期利益予想を中間一桁台成長からほぼ横ばいに下方修正し、2025年Q2で純利益が60%減の12.6億ドルに落ち込みました。
(3) 向いている投資家
ペプシコは、以下のような投資家に向いています。
安定配当を求める投資家: 52年連続増配の実績と年率6%の配当成長により、安定した配当収入を期待する方。
ディフェンシブなConsumer Staplesセクターを好む投資家: 景気後退時にも需要が安定しており、株価の変動が比較的小さいため、リスクを抑えたい方。
長期保有を前提とした投資家: 配当の再投資により、複利効果を享受したい方。
一方で、短期的なリターンを重視する投資家や、成長株を好む投資家には向いていません。ペプシコは、成熟した企業であり、高成長は期待できません。また、北米事業の低迷により、株価が下落するリスクがあります。
※本記事は情報提供を目的としており、個別銘柄の推奨ではありません。投資判断はご自身の投資方針とリスク許容度に基づいて行ってください。最新の財務データや市場環境については、PepsiCo Investor Relations公式IRページやSEC EDGARをご確認ください。
Q: ペプシコの配当利回りは?
A: 約3%前後です(2025年時点)。52年連続増配の配当王で、配当性向は66%程度、予想配当利回りは3.12%です。詳細は本文の「財務・配当の実績」を参照してください。
Q: ペプシコの主な競合は?
A: コカ・コーラ(飲料)、Dr Pepper、Sprite(飲料ランキング上位)などが主要競合です。ペプシコはスナック菓子(Frito-Lay)と飲料の2本柱で差別化されています。
Q: ペプシコのリスク要因は?
A: 北米事業の低迷(販売量4%減)、飲料市場でのシェア喪失(4位に転落)、関税・経済逆風による利益見通し下方修正、アクティビスト投資家による改革要求などがあります。詳細は本文のリスク要因セクションを参照してください。
Q: ペプシコは長期投資に向いている?
A: 安定配当を求める投資家(52年連続増配)、ディフェンシブなConsumer Staplesセクターを好む投資家に向いています。投資判断はご自身の投資方針とリスク許容度に基づいて行ってください。
Q: ペプシコの成長戦略は?
A: ヘルシー製品ポートフォリオの3段階拡大(主力ブランドリフレッシュ、poppi買収、プロテイン製品発売)、国際市場での成長加速(メキシコ・インド・ブラジルで2桁成長)、One North Americaイニシアチブによる生産性向上が柱です。