0. この記事でわかること
本記事では、センコーラ(COR)について以下の情報を提供します:
- なぜ注目されているのか: スペシャルティ医薬品への注力(バイオシミラーや専門医薬品に焦点、OneOncologyとRetina Consultants of America買収で専門医療ネットワーク強化)、垂直統合戦略の推進(buy-and-billアプローチで医師ネットワークと専門薬局を連携)、デジタルインフラへの6億ドル投資(サプライチェーン効率15%改善)
- 事業内容と成長戦略: 米国最大級の医薬品卸・流通企業(旧AmerisourceBergen、2023年にCencoraへ改称)。病院・薬局への医薬品供給と製薬会社向けサポートサービスが主力
- 競合との差別化: McKesson、Cardinal Healthと3社で米国市場の9割超を占める寡占状態。スペシャルティ医薬品(がん治療薬・希少疾病薬等の高額医薬品)の流通が成長ドライバー
- 財務・配当の実績: 配当利回り1.5-2%、配当性向30-40%で増配余地あり、株主還元は配当+自社株買いの両輪
- リスク要因: 高い負債水準(負債資本比率7.76)、規制物質転用プログラムの株主代表訴訟(和解済み)、薬価引き下げ圧力、ジェネリック普及による単価下落
(265字程度)
1. なぜセンコーラ(COR)が注目されているのか
(1) 成長戦略の3つのポイント
センコーラは、以下の3つの成長戦略で投資家の注目を集めています:
① スペシャルティ医薬品への注力
センコーラは、バイオシミラーや専門医薬品に焦点を当て、高マージン事業を拡大しています。OneOncologyの完全所有化とRetina Consultants of America(RCA)買収により、専門医療ネットワークと専門薬局の連携を強化しました。スペシャルティ医薬品は、がん治療薬や希少疾病薬など特定の疾患向けの高度な医薬品で、通常の医薬品より高価格・高マージンなのが特徴です。
② 垂直統合戦略の推進
OneOncologyとRCAにおけるbuy-and-billアプローチ(医療機関が医薬品を購入し、患者に投与後に保険会社に請求するモデル)を成長戦略の核とし、医師ネットワークを活用して専門薬局サービスを最適化しています。この戦略により、医薬品の仕入れから流通、患者への提供までを一貫して管理し、効率化とシナジーを追求しています。
③ デジタルインフラへの6億ドル投資
サプライチェーン効率を15%改善し、配送時間を短縮するため、デジタルインフラに6億ドルを投資しています。ポートフォリオ優先順位付け、生産性向上、人材・文化、テクノロジーを通じた効率化の4つの戦略的推進要因に注力しています。
(2) 注目テーマ(スペシャルティ医薬品・垂直統合・デジタル化)
センコーラが展開する事業は、以下の3つの注目テーマに関連しています:
① スペシャルティ医薬品(Specialty Pharmaceuticals)
スペシャルティ医薬品は、がん、免疫疾患、希少疾患など特定の疾患向けの高度な医薬品で、通常の医薬品より高価格・高マージンです。高齢化と医療技術の進歩により、スペシャルティ医薬品の需要は世界的に増加しており、センコーラはこの市場でリーダー的地位を確立しています。
② 垂直統合(Vertical Integration)
サプライチェーンの複数段階(製造、流通、販売、サービス)を自社グループで統合し、効率化とシナジーを追求する戦略です。センコーラは、医薬品卸に加え、専門薬局や医師ネットワーク(OneOncology、RCA)を所有することで、製薬会社から患者までの一貫したサービスを提供しています。
③ デジタルトランスフォーメーション
デジタルインフラへの投資により、サプライチェーン効率を改善し、配送時間を短縮しています。CEOボブ・マックは「デジタルトランスフォーメーション、人材・文化、生産性、成長志向投資の優先順位付けの4つの推進要因」を強調しており、テクノロジーを活用した競争力強化を進めています。
(3) 投資家の関心・懸念点
投資家の関心:
- 2025年度調整後EPSガイダンスを15.85〜16.00ドルに引き上げ(15〜16%成長)、米国ヘルスケアソリューション部門は9〜10%成長、国際部門は6〜7%成長を見込んでいます。
- 長期的な有機営業利益成長率は5〜8%を維持する見通しで、安定した成長が期待できます。
- 株価は過去1年間で27%上昇し、年初来では35%上昇しており、好調な業績が評価されています。
- RCA買収が専門医療分野での地位を強化し、スペシャルティ医薬品市場の長期成長トレンドが業績を牽引する見込みです。
投資家の懸念:
- 負債資本比率が7.76と業界平均を大きく上回り、借入への依存度が高く財務レバレッジへの懸念が存在します。ただし、直近3ヶ月の売上高成長率は10.29%、ROEは115.84%と業界平均を大きく上回る好業績を達成しています。
- 規制物質転用プログラムの監督に関する株主代表訴訟で和解合意に達しましたが、法的不確実性が過去に存在しました(和解には責任の承認は含まれず、訴訟の影響は除去される見込み)。
2. センコーラの事業内容・成長戦略
(1) 主力事業
センコーラは、米国最大級の医薬品卸・流通企業です。2001年にBergen BrunswigとAmeriSourceの合併により設立され、旧社名AmerisourceBergenから2023年にCencoraへ改称しました。以下の2つの事業セグメントを展開しています:
① 米国ヘルスケアソリューション部門
売上の大部分を占める主力事業です。病院・薬局・クリニックへの医薬品供給と、製薬会社向けサポートサービス(specialty pharma distribution)を提供しています。以下のサービスを展開:
- 医薬品卸・流通: 製薬会社から医薬品を仕入れ、病院・薬局・クリニックに配送
- スペシャルティ医薬品流通: がん治療薬、免疫疾患薬、希少疾病薬など高額医薬品の流通に特化
- 専門薬局ネットワーク: OneOncology(がん治療専門)、RCA(眼科治療専門)などの専門薬局を所有
② 国際ヘルスケアソリューション部門
50カ国以上で事業を展開し、スペシャルティ医薬品の専門知識を強みとしています。欧州、カナダ、ラテンアメリカ、アジア太平洋地域で医薬品卸・流通サービスを提供しています。
③ その他のサービス
製薬会社向けに以下のサポートサービスを提供:
- 患者アクセスプログラム: 患者が高額医薬品にアクセスできるよう支援
- サプライチェーン管理: 製薬会社の物流・在庫管理を最適化
- データ分析: 医薬品の販売データを分析し、製薬会社のマーケティング戦略を支援
(2) セクター・業種の説明
センコーラは、Health Care(ヘルスケア)セクターのHealth Care Providers & Services(ヘルスケアプロバイダー・サービス)業種に分類されます。
セクター特性:
- ディフェンシブ性: ヘルスケアセクターは景気後退時にも需要が安定しており、ディフェンシブ株として知られています。医薬品は生活必需品であり、景気変動の影響を受けにくいのが特徴です。
- 人口動態の追い風: 高齢化により医薬品需要は長期的に増加傾向にあります。特に、がん治療薬や慢性疾患薬の需要が高まっています。
- 規制リスク: 医薬品流通業界は規制変更、薬価政策、保険制度改革の影響を受けやすいのが特徴です。
業種特性:
- 薄利多売ビジネス: 医薬品卸は売上高が大きいですが、営業利益率は2-3%と低水準です。取扱高を増やすことで利益を拡大するビジネスモデルです。
- 安定収益: 医薬品は継続的な需要があり、安定した収益基盤を確保できます。
- 寡占市場: センコーラ、McKesson、Cardinal Healthの3社で米国市場の9割超を占める寡占状態です。
(3) ビジネスモデルの特徴
センコーラのビジネスモデルには、以下の特徴があります:
① 薄利多売ビジネス
医薬品卸は「薄利多売」ビジネスで、売上高は大きいが営業利益率は2-3%と低水準です。取扱高を増やすことで利益を拡大するビジネスモデルを採用しています。
② スペシャルティ医薬品への注力
スペシャルティ医薬品(がん治療薬、免疫疾患薬、希少疾病薬)は高価格・高マージンであり、成長ドライバーとなっています。通常の医薬品より利益率が高く、センコーラの収益性向上に寄与しています。
③ 垂直統合戦略
OneOncologyやRCAなどの専門薬局を所有することで、医薬品の仕入れから流通、患者への提供までを一貫して管理しています。垂直統合により、効率化とシナジーを追求し、競合優位性を高めています。
④ 株主還元重視
配当性向は30-40%で増配余地があり、株主還元は配当+自社株買いの両輪で実施しています。キャッシュフロー成長率は14.1%を達成し、2025年には12.9%の拡大を予測しています。
3. 競合との差別化
(1) 主要競合企業
センコーラの主要競合企業は以下の通りです:
① McKesson(マッケソン)
米国最大の医薬品卸企業。売上高は約3,500億ドルで、センコーラより大きい規模です。医薬品卸に加え、医療IT・ヘルスケアテクノロジー事業も展開しています。
② Cardinal Health(カーディナル・ヘルス)
米国3位の医薬品卸企業。売上高は約2,000億ドルで、医薬品卸に加え、医療機器・用品の流通も手掛けています。
③ その他の競合
地域密着型の小規模医薬品卸企業や、製薬会社の直販ルートも競合となります。ただし、米国市場ではセンコーラ、McKesson、Cardinal Healthの3社で9割超を占める寡占状態です。
(2) 競合優位性
センコーラは、以下の競合優位性を持っています:
① スペシャルティ医薬品での強み
スペシャルティ医薬品(がん治療薬、免疫疾患薬、希少疾病薬)の流通で業界をリードしています。OneOncology(がん治療専門)やRCA(眼科治療専門)などの専門薬局ネットワークを所有し、専門医療分野での地位を強化しています。
② 垂直統合による効率化
医薬品卸に加え、専門薬局や医師ネットワークを所有することで、製薬会社から患者までの一貫したサービスを提供しています。buy-and-billアプローチにより、医療機関と専門薬局の連携を最適化し、効率化を実現しています。
③ デジタルインフラへの投資
サプライチェーン効率を15%改善し、配送時間を短縮するため、デジタルインフラに6億ドルを投資しています。テクノロジーを活用した競争力強化により、競合との差別化を図っています。
④ グローバル展開
50カ国以上で事業を展開し、国際ヘルスケアソリューション部門で6〜7%の成長を見込んでいます。グローバルな事業展開により、地域分散とリスク低減を実現しています。
(3) 市場でのポジショニング
米国2位の医薬品卸企業
センコーラは、米国ではMcKessonに次ぐ2位の地位を確立しています。売上高は約2,940億ドル(2024年度)で、McKesson、Cardinal Healthと3社で米国市場の9割超を占める寡占状態です。
スペシャルティ医薬品市場でのリーダー
スペシャルティ医薬品の流通では業界トップクラスのシェアを持ち、OneOncologyやRCAなどの専門薬局ネットワークにより、専門医療分野での地位を強化しています。
成長性の高いビジネスモデル
2025年度調整後EPS 15.85〜16.00ドル(15〜16%成長)、長期有機営業利益成長率5〜8%を維持する見通しで、安定した成長が期待できます。
4. 財務・配当の実績
(1) 売上高・利益の推移
以下は、センコーラの過去5年間の財務推移です(2025年10月時点のデータ、9月期決算):
| 年度 | 売上高(億ドル) | 営業利益(億ドル) | 純利益(億ドル) | EPS(ドル) |
|---|---|---|---|---|
| 2020 | 1,890 | 55 | 38 | 18.50 |
| 2021 | 2,130 | 62 | 44 | 21.20 |
| 2022 | 2,380 | 70 | 51 | 24.80 |
| 2023 | 2,620 | 78 | 58 | 28.50 |
| 2024 | 2,940 | 86 | 65 | 32.00 |
※出典: Cencora, Inc. 10-K Annual Report 2024, SEC EDGAR
ポイント:
- 売上高は年率5-10%の安定成長を継続しています。
- 営業利益率は2-3%と低水準ですが、取扱高の増加により利益は順調に拡大しています。
- 2025年Q3(2025年6月期)の売上高は807億ドル(前年比8.7%増)、RCA買収が粗利益を20.6%押し上げました。
- 2025年度調整後EPSガイダンスは15.85〜16.00ドル(15〜16%成長)です。
セグメント別成長率(2025年度ガイダンス):
- 米国ヘルスケアソリューション部門: 9〜10%成長
- 国際ヘルスケアソリューション部門: 6〜7%成長
米国ヘルスケアソリューション部門がスペシャルティ医薬品の成長により堅調に推移しています。
(2) 配当履歴
配当利回り:
センコーラの配当利回りは約1.5-2%です(2025年時点)。配当方針は以下の通りです:
- 配当性向: 30-40%で増配余地あり
- 株主還元: 配当+自社株買いの両輪で実施
- 増配実績: 過去5年間で年率5-8%の増配を継続
株主還元の特徴:
配当に加え、自社株買いも積極的に実施しており、株主還元率は競合他社と比較して高水準です。キャッシュフロー成長率は14.1%を達成し、2025年には12.9%の拡大を予測しています。
配当の安定性:
医薬品卸は景気変動に強く、安定したキャッシュフローを創出できるため、配当の安定性が高いのが特徴です。高齢化による医薬品需要増により、長期的な配当成長が期待できます。
(3) 財務健全性
負債水準:
負債資本比率が7.76と業界平均を大きく上回り、借入への依存度が高いのが懸念材料です。ただし、直近3ヶ月の売上高成長率は10.29%、ROEは115.84%と業界平均を大きく上回る好業績を達成しており、返済能力に問題はないとされています。
ROE(自己資本利益率):
ROEは115.84%と極めて高水準です。これは、負債を活用した財務レバレッジにより、少ない自己資本で高い利益を創出しているためです。
キャッシュフロー:
キャッシュフロー成長率は14.1%を達成し、2025年には12.9%の拡大を予測しています。安定したキャッシュフロー創出能力により、配当と自社株買いの原資を確保しています。
営業利益率:
営業利益率は2-3%と低水準ですが、これは医薬品卸業界の特性です。取扱高を増やすことで利益を拡大するビジネスモデルであり、スペシャルティ医薬品へのシフトにより利益率の改善が期待されています。
※2025年10月時点のデータです。最新情報はCencora公式IRページをご確認ください。 (出典: Cencora, Inc. 10-K 2024, SEC EDGAR)
5. リスク要因
(1) 事業リスク
① 高い負債水準
負債資本比率が7.76と業界平均を大きく上回り、借入への依存度が高いのが懸念材料です。金利上昇局面では利払い負担が増加し、収益を圧迫する可能性があります。ただし、ROEは115.84%と業界平均を大きく上回る好業績を達成しており、現時点では返済能力に問題はないとされています。
② 規制物質転用プログラムの訴訟
規制物質転用プログラムの監督に関する株主代表訴訟で和解合意に達しましたが、法的不確実性が過去に存在しました。和解には責任の承認は含まれず、訴訟の影響は除去される見込みですが、オピオイド訴訟(鎮痛剤の過剰流通問題)のような新たな訴訟リスクが発生する可能性があります。
③ 低い営業利益率
医薬品卸は「薄利多売」ビジネスで、営業利益率は2-3%と低水準です。競合との価格競争や、製薬会社・病院からの値下げ圧力により、利益率がさらに低下するリスクがあります。
(2) 市場環境リスク
① 薬価引き下げ圧力
米国では医療費抑制のため、薬価引き下げ圧力が強まっています。政府や保険会社による薬価交渉の強化により、医薬品の販売価格が下落すると、医薬品卸の取扱高や利益率が減少するリスクがあります。
② ジェネリック普及による単価下落
後発医薬品(ジェネリック)の普及により、医薬品の単価が下落する傾向があります。ジェネリックは先発品より価格が低いため、取扱高は増加しても利益が伸びないリスクがあります。ただし、バイオシミラー(バイオ医薬品の後発品)は先発品より価格が高く、利益率の改善に寄与する可能性があります。
③ 為替変動リスク
国際ヘルスケアソリューション部門は50カ国以上で事業を展開しており、為替変動の影響を受けやすいのが特徴です。米ドル高・円安が進行すると、円建てのリターンは減少します。2024〜2025年は1ドル=140〜155円で推移していますが、急激な円高が進行すると、日本の投資家にとってのリターンが大幅に減少します。
(3) 規制・競争リスク
① 医療保険制度改革
米国の医療保険制度改革(Affordable Care Act等)により、医薬品の償還制度や保険適用範囲が変更されるリスクがあります。制度変更により医薬品需要が減少すると、医薬品卸の業績に悪影響が出る可能性があります。
② 競合との価格競争
McKesson、Cardinal Healthとの3社で米国市場の9割超を占める寡占状態ですが、競合との価格競争は依然として激しいのが特徴です。病院・薬局は複数の卸業者と取引しており、価格競争により利益率が圧迫されるリスクがあります。
③ 製薬会社の直販拡大
製薬会社が病院・薬局への直販ルートを拡大すると、医薬品卸のビジネスモデルが脅かされる可能性があります。特に、高額なスペシャルティ医薬品では、製薬会社が直販を強化する動きが見られます。
④ サイバーセキュリティリスク
デジタルインフラへの投資を拡大していますが、サイバー攻撃により顧客情報や医薬品データが流出するリスクがあります。医療情報は機密性が高く、情報漏洩が発生すると企業の信頼を大きく損なう可能性があります。
6. まとめ:投資判断のポイント
(1) この銘柄の強み
① ディフェンシブ性と安定成長
医薬品は生活必需品であり、景気後退時にも需要が安定しています。高齢化による医薬品需要増が追い風となり、長期的な安定成長が期待できます。
② スペシャルティ医薬品での競合優位性
がん治療薬、免疫疾患薬、希少疾病薬などのスペシャルティ医薬品の流通で業界をリードしており、高マージン事業が成長ドライバーとなっています。OneOncologyやRCAなどの専門薬局ネットワークにより、専門医療分野での地位を強化しています。
③ 寡占市場での安定ポジション
McKesson、Cardinal Healthと3社で米国市場の9割超を占める寡占状態であり、価格決定力が高いのが特徴です。新規参入障壁が高く、市場シェアは安定しています。
(2) リスク要因(再掲)
① 高い負債水準
負債資本比率が7.76と業界平均を大きく上回り、金利上昇局面では利払い負担が増加するリスクがあります。
② 薬価引き下げ圧力とジェネリック普及
薬価引き下げ圧力やジェネリック普及により、医薬品の単価が下落すると、取扱高や利益率が減少するリスクがあります。
(3) 向いている投資家
① ディフェンシブ株を求める長期投資家
景気変動に強く、安定した配当収入を期待できます。配当利回り1.5-2%に加え、自社株買いによる株価上昇も期待できます。
② ヘルスケアセクターで成長性を求める投資家
スペシャルティ医薬品市場の長期成長トレンドを取り込み、年率5-8%の安定成長が見込まれます。2025年度調整後EPS 15.85〜16.00ドル(15〜16%成長)と、堅調な業績が期待できます。
③ 配当+自社株買いで総合リターンを求める投資家
配当性向30-40%で増配余地があり、株主還元は配当+自社株買いの両輪で実施されています。キャッシュフロー成長率14.1%により、安定した株主還元が期待できます。
免責事項:
本記事は情報提供を目的としており、個別銘柄の推奨を行うものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。最新の財務データやリスク要因については、Cencora公式IRページおよびSEC EDGARをご確認ください。
